裏町長屋     18日

大雪にやられた山梨県・・・中央道がようやく今日になって開通 JR中央線は夕方になってなんとか最後まで不通だった「四方津~甲府」が通れるように・・・まる4日だぜえ!JRしっかりしろよ~!

さて、今日のペンギンハウスライブ 最初の演奏者は2人組ユニットの FooliN だ オザワ(g/vo)とタイラ(ds) この2人のコンビも長い・・・それだけにこの2人が作り出すコンビネーションはなかなか熟成した味わいがあっていいのだ オザワのカッティングをメインにしたドライで切り口のいいギターとよく歌うタイラのドラム・・・彼らは歌ものが中心だが毎ステージかならずやるインストもいいのだ その乾いたサウンドにオザワの本当に湿気の少ないからんとした歌い方がよく似合ってる もっと聴いてもらっていいユニットだと・・・いつも思う

2番目の演奏者はソロの弾き語り あさのおよぐ だ いつもよりちょっとミドルを生かした太目のアンプセッティングでどし~んと重心を下げておいてそこから彼の歌は斜め上方に突き抜けてゆくように発射される 不思議なんだがこれを聴いてるとなぜか気持ちがよくなってくるんだな・・・

何も足さない何も引かない・・・そんなものが彼の演奏にはあるような気がする けっこうストイックなんだよね

3番目の演奏者は今日がペンギンハウスには2度目の登場になるアコースティックユニット 岩田亮と矢島康孝 だ この二人の作り出すなんともいいアコースティックサウンドは本当今の時代には大事な財産ぐらいに思う ただ、矢島くん(僕の親戚ではないからね)は今日はストラトを弾いた 彼が弾くエレキギターははじめてだけどいい音出してたな 曲によってはフラットマンドリンに持ち替えて・・・このコンビネーションもいいねえ デビッド・グリスマンとトニー・ライスの「Tone Poem」みたいだったなあ・・・そして最後の方はちょっとロックっぽいサウンドでまた岩田のクリアーでよく通る声が気持ちいい「ハートはタンバリン」・・・いい曲だ

前の2人が最後にちょっとロックっぽい曲で布石を敷いてくれたのを受けて今日の最後は強烈パワーロックユニット THE IGNORANTS の登場だ

じつは今日のリハのときg/vo の上村秀右は調子が悪かった 先日重いものを持ち上げて腰を痛めていたうえにリハ中なぜか耳の聞こえがおかしくなるというトラブルに見舞われてかなりナーバスになっていたのだ ところが、本番が始まるとそれらの不調がすっかりどこかに吹っ飛んでしまい絶好調に! そして例の真っ黒なサングラスをかけた限りなく「極悪で悪魔的な」シュウが登場した

そこからはいつものイグノランツの絶倫ワールド! ギターが唸る ベースが吠える ドラムが大地を震わす・・・いやあ、毎度だけどすごい迫力だあ~

そして後半はまたいつものようにハートフルな曲になってゆく 今日やったバラードの曲・・・よかったなあ 彼の人間味がよく出てるなあ 爆音なのにあと味はなんだか「人情噺」みたいなイグノランツ・・・そして裏町長屋のようなペンギンハウス・・・だね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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