如月の終りに      28日

さあ、2月もいよいよ今日で終り・・・うちのスタッフの「テキサス」がしみじみと言ってたけど「今年ももう6分の1が終り・・・」なんだねえ

さて、今日のライブはこの人から始まる ギター弾き語りの 地味KEN だ 先週新潟へのツアーに行ってきたという彼いわく「新潟には全然雪がなかった 東京に戻ったら大雪!」 だそうだ

相変わらずハイペースでライブを続けている彼・・・今日も元気でいい演奏を聴かせてくれた それにしても「歌い続ける」ということに関してもこの人の息の長さは尊敬しちゃうなあ ところで、彼の笑顔見てたらふと思った・・・この顔・・・恵比寿さん(漫画家じゃないよ)みたいだあ~

というわけで「恵比寿」のあとは「弁財天」か・・・琵琶ではなくベースを抱えてステージに立つのは女性シンガー さかなのこぼね だ このベース弾き語りというけっこうハードルの高いコンセプトだけど歌い始めて数ヶ月が経つ彼女だが、歌とベースのシンクロがどんどんいい感じになってきていて今日の演奏なんか不足感がまったくなかったなあ そしてこの骨組みだけというサウンドで歌われると歌がダイレクトにものすごくストレートに伝わってくるんだよね 彼女の「おおマリア」という曲はキリストがそれも「一人称」で出てくるという「宗教論争」になりそうな曲だが、彼女が歌うからなんか許せる・・・んだよね

3番目は今日唯一のユニット sax , b , dsのインストトリオ くちなし だ

ペンギンハウスに登場するのは2回目の彼らだがかなりフリーっぽいスタイルなんだが基本ビートが8か16、それをすごくモーダルなかたちに崩してサックスもインプロなんだけどシンプルなリフをメインにフレーズを作ってゆくという、なんかアフロやアジアを感じさせる強烈なビートで出来上がっている これは聴いてるとみごとにヤラれちゃう 自然に聴いてるこちらの身体が動いてしまう 血流まで支配してしまうこのビートはユダンできないぞ!

そして最後に登場するのはアコギ弾き語りのシンガー 寺田町 だ 去年はスケジュールがなかなか合わなくてペンギンハウスへの登場も少なかった彼だが、今年はかなりのペースでやってきてくれそうだ こういうシンガーがなるべく多く登場してくれるのは僕も本当に嬉しい 彼の演奏には「弾き語りってこうだよね」といいたくなるようなエッセンスがぎゅうっと詰まっている リバーブはまったく使わずステージモニターの返しもなし この限りなくシンプルなスタイル・・・そこにあるのは「生身の歌とギター」 昔はみんなこういう形でやっていたのだよね

そして、今日の彼の歌ももう「剥き出し」のそのままだ それが本当にダイレクトに伝わってくるのだ そしてアンコールに応えてやった曲「今日は地味KENさんに捧げます」と言って歌いだす「チンピラ」・・・すごくいい曲だよ!

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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