鳥獣戯画    2日

さあ、五月だ! お天気もいいしもうちょっと暑いぐらいの今日の天気

僕は昼間から修子バンドのライブのためのリハ、そのあとは泥窪のレコーディングのトラックダウン作業 そして今日のPAオペレイティング・・・いやあ、我ながら よく働く・・・(笑)

さて、今日のペンギンハウスはこのシンガーから始まった 西山諒 だ

ギター弾き語りの彼はカバーもよくやるが、やはり彼のオリジナルがいいなあ

そのハイトーンのボーカルで声を振り絞るように歌うのだがとても彼の世界を創り出している

今日最後にやった「溶けて消える」って曲、大体いつもやってるのだがあらためて歌詞を聞くとかなり詩的でデカダンスな内容だ 今日の演奏は鬼気迫るようなものがあったなあ~
001004005006010

2番目は平均年齢がぐう~っと上がって一気にシニア世代のユニットが登場する 地味KENとドラゴン板谷が組む STAY BLUE

ギターとブルースハープという編成の彼らはオーソドックスなブルーススタイルの曲を・・・やるのかと思えば昔の歌謡曲「バス・ストップ」なんかやったり・・・でも今日は地味KENのオリジナル中心にブルースっぽい曲が多かった そして最後は板谷のボーカルをメインにしたおなじみの「最高最高」 客席から自然に手拍子が起きる なんか今日はいい雰囲気だ
018020030032024026

さて、3番目は噂の人 泥窪 だ 今日はギターを抱えステージに立つと何も言わずにいきなり歌いだした おお、あの曲だ そして次はあの曲、その次はこの曲・・・そうか、これはもしかして・・・

そう重思いながら聴いてるとその次はやっぱりあの曲だった そして7曲歌い終わって8曲目が最後の曲 当然あれだろうなあ・・・やっぱりあれだった

そう、今日の泥窪は今回CDに入れた8曲を曲順もそのままで演奏したのだ 何をやったのかは今日のペンギンハウスに居た人だけが知ってる だから教えな~い(笑)これはCDができてからのお楽しみにね! そういうこともあって今日の泥窪の演奏は気合いが入って脂が乗っていた

いい演奏だったなあ・・・なんか今日は本当にいい雰囲気のペンギンハウスだ
037038039040041

しかし、今日の客席はなんだかすごい お客の人数は決して多くはない いやはっきり言って少ない ところがその一人一人がなんだかものすごくホットで演奏への拍手も掛け声もすごいのだ そこへすでに自分の出番の終わった西山諒やステイブルーや泥窪が加わったら・・・それはすごいものになる

そこへ登場するのが 藤原愛 だ

いつものようにステージの中央に立ち居住いを正しピアノに向かう それまでざわついていた客席が一斉に静まる そしてその静寂の中藤原愛の演奏が始まる・・・ここまではいつもと一緒だ

しかし、その一曲が終わるとすかさず客席から大きな拍手と声援が巻き起こる 一瞬ちょっと困ったような顔をしてそれに応える彼女・・・おやおや、いつもの愛のステージとはちょっと進み方が違ってきたぞお~

しかし、本当に今日のペンギンハウスはいい雰囲気だ なんだか妙に家庭的なんだ

藤原愛が「ヨッパライ帰り道」を歌いだす するとそれに応えるようにドラゴン板谷がカウンターに酒を頼みにくる ペンマス亜郎が自分の酒をつくりはじめた・・・さあ、いよいよだぞお!

その中彼女の最後の曲が終わる すかさず烈しいアンコールが・・・人数は本当に少ないんだよ(笑) それに応えた彼女がこんなことを言った 「この曲はちょっとイワクつきの曲なんですが・・・実はこの間の3月10日と4月の29日にやったらお店の機材にトラブルが出たんですが・・・」

そう言って弾き始めた「君が代」 そうだ、その3月10日はじつはこのペンギンハウスだった

リハではなんともなかった彼女のボーカルマイクの突然音が出なくなったのだ

その時は「きっと東京大空襲の日だから何かが起きたのだ」ということにしといたんだよね

幸い今日は何もトラブルも起きず無事終了
042043045046047

そして打ち上げが始まった そのままのノリで出演者とお客が渾然となってすごい盛り上がりだ!
今日の観客だった常連のケンスケが思わず叫んだ 「これはまるで鳥獣戯画みたいだあ」

なるほど・・・このバカ騒ぎのような風景は・・・本当にそうだ!

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする