なんだか湿気が多くなってきた 特にこの高円寺の地下のライブハウスにいるとそれを強く感じる
よりによってそういう時にギターの練習のためわが愛器を何日もこの地下のじめっとした場所に置いておかなきゃならない・・・薬局で除湿剤を・・・買ってきたよ～
さて、そんな話はどうでもいい 今日のライブの話に行こう
今日最初の演奏者はギター弾き語りの コーヘイフジノ だ
今日のステージはいきなり聞きなれたイントロから始まる・・・今日はいきなり「ぽんこつ音頭」からスタート・・・と意表をつく そしていつものように「暗くて明るい曲」や「暗くて暗い曲」まで コーヘイワールド・・・今日も全開だ
そのコーヘイフジノが今週末の２４日（土）に我ら「仲田修子バンド」のライブにオープニングアクトで登場する これも楽しみだ！ そして、今日ひとつ驚くべきことが発覚した・・・それは何かって？
それはね・・・おっと、今は内緒 ２４日来た人にだけ教えてあげる（笑） だから、来るしかないのだよ・・・ね
２番目に登場するのはおなじみスティールパンを中心にしたジャズユニット Pan-T だ
ところが・・・その肝心のスティールパンの小西弘人が今日は居ない！ バンマスなのに・・・どうした？
なんと彼の勤める新国立劇場の仕事の都合でただ今海外へ出張中だと・・・それじゃ「帰ってこい」ともいえないわなあ（笑）
それで、今日のPan- Tは Pan無し・・・「ノーパ・・・・」ということに（笑）
田中裕之（p）を中心に堀口隆（ds）安威俊輔（wb）のピアノトリオだ 田中が言うには「僕がメインでピアノ弾くのは初めて」・・・へ～え！意外だねえ
このトリオでの演奏がよかった～ 今日は「チュニジアの夜」からはじまり「ビリンバウ」・・・これは小西が大好きでレパートリーに入れた曲 そういう曲ばかりだがそのノーパ・・のユニットでの演奏 良かったよ！ これこの３人での演奏有りだねえ 小西くん、戻らなくてもいいよ（笑）
３番目はその前のバンドが作り出したかなりアッパーな空気を払拭するように舞台・・・そう、この人が登場するとそこは「舞台」になる・・・に現れたのは 藤原愛だ
今日の彼女はまたいつもにも増してゆるゆるとじっくりと流れてゆくように時間を流してゆく
何曲かを演奏したあとピアノの上に貼り付けた紙切れをぱらっと下ろすと歌い始めたのは新曲だった 歌詞は全部は聞き取れなかったが内容は「自分はお猪口になりたい・・・」というようなぶっ飛んだもの さすがは藤原愛の世界は深くて深い！
そして最後に登場するのは・・・これも強烈な演奏者・・・山田庵巳 だ
またいつものようなブラックジョーク「終電まであと１５分しかない」というMCからスタート・・・なんだか今日の彼はよく喋る いつも違う切り口を見せながら意外性のあるステージングを進めてゆく彼だが・・・本当に時間無いの？（笑） 最初にやったコーヘイフジノを「中二」と称し「僕も中二です」と言う・・・彼がコーヘイに持つ「シンパシー」は意外と強いのだ
１曲だけやる・・・と言ってやったのは彼の代表曲の野良猫のうた・・・そしてそのあとも２曲 結局４０分の持ち時間をちゃんとやって終了 今日もしっかりと足跡を残したステージだった
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
