今朝はすごい雨音で目が覚めた もう少し寝て居たかったんだが、最近の僕は一旦目が覚めると眠れなくなってしまうんだ そういえば昨日が夏至だったみたいだね 太陽はとうとう顔を出さなかったみたいだけど 一年の節目が通り過ぎてゆく
さて、今日のペンギンハウスライブは日曜日らしいバラエティー豊かなメニューだった
最初の演奏者は多分今ではペンギンハウスでは本当に少数になってしまったモダンジャズのスタイルを演奏するユニット p , b ,ds , sax ,tp の5人編成 遠藤バンド だ
「今日は60年代のマイルス特集、それをウェイン・ショーターのスタイルでやります」という遠藤のMCで演奏が始まった 僕はジャズの曲目はよくわからないのだが、きっとあのジャズ全盛時代によく聴かれていた曲ばかりなんだろう 平均年齢も高いこのバンドの演奏は聴いてて安心感がある ただ、今日のお客さんはあまりこういった演奏に慣れてないのかそれぞれが素晴らしいソロを演っても拍手が来ないのがプレイヤーとしてはちょっと寂しかったかな? おわってから遠藤さんがしみじみと言った「いやあ、グダグダですみません マイルスは難しい~!」そうなんだ
2番目はソロミュージシャン 一応ギター弾き語りなんだが、かなり独特なスタイルを持ったシンガー ソラトブ だ
今日リハのとき彼が使うエフェクターのセッティングを見ていたがそれだけでかなりの時間と労力を使う様子 思わず僕が「それって最初から並べておいてサッティングとか出来ないの?」とおせっかいを言ったら「いや、毎回並べる順序や使うものが違うんですよ」・・・そうなんだ!
そうやって彼のいつものあの不思議な音世界が出来上がるんだ そして不思議なあの棒プレイ・・・本当にユニークなギタリスト&シンガーだ
3番目は g/vo , g/vo , b/vo , ds/voという4人編成の ハツ だ
またえらくシンプルなユニット名でまるで「たま」みたいだが、その連想はあながち外れてないかも知れない とにかく彼らの演奏はいつでも「脱力系」というかなんだかやる気があるのかないのか・・・「草食系」にも程があるような演奏なんだが、そのコーラスのハーモニーがなんだかゆるいんだけどいいのだ そして演奏も一見適当にやってるいように見せかけながら実はきっちりと創り上げているところ、4人全員がリードボーカルを取るところなんかもちょっと「たま」っぽいのかも知れない とにかく日曜日の夜になんかちょっとゆったりと聴くにはいいユニットなのだ
そして今日最後の演奏者は最初に僕が触れた「節目」というものを持ってステージに上がった g/vo , b , ds の3人編成 THA IGNORANTS 彼らは結成してちょうどまる5年、今日はそれを記念もしたライブだったのだ
それもあってか今日の彼らはいつも高いテンションをさらに底上げしたような演奏でスタートした
ギターボーカルの上村秀右のギターもボーカルも恐るべき破壊力とパフォーマンスを最初から惜しげもなく放出しっぱなし!
いつも僕は彼の健康を心配しちゃうんだが、とにかくサービス精神の固まりみたいな男だから言っても聞きはしないだろうね(笑)
5周年という節目を迎えて秀右以外の二人もだんだんとキャラが前に出てきてボーカルも取るようになってきて・・・イグノランツ、ますますいいバンドになってゆくなあ 今度は10周年が楽しみ
そういえばペンギンハウスも今年30周年の節目・・・と、さりげなく宣伝したりして ははは
高円寺ライブハウス ペンギンハウス