輪郭      18日

今日は雨が降ったのだろうか・・・予報と雨雲レーダーでは8時頃東京上空を細い雨雲の固まりが通過したようなのだが 地下に居るとさっぱりわからない でも傘持ってきた人が居ないからきっと降らなかったんだろうねえ

さて、高円寺ライブハウスのペンギンハウスでは今夜はこんな空模様

最初の演奏者はギター弾き語りの アサダマオ 今日唯一のソロミュージシャンだ

トレードマークのようなブルーのニット帽を被り、いつものようにガットギターを抱えステージに座り歌い始める 最近の彼女のスタイルとしてラップ形式の曲が今日も多かったが、あれだけの言葉の情報量をぎゅうっと詰め込んだ歌詞はそれでいて妙にくっきりとした輪郭を残しながら猛スピードで走り過ぎる それにしてもあれだけの歌詞をあのスピードで歌いながらギターの伴奏も決して単純なことをやってるわけではないのに、よく出来るものだ!

僕が思うに今ペンギンハウスに出演している女性シンガーの中で彼女が一番ギターが上手いんじゃないかなあ
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2番目は g/vo , b , ds の3人組ユニット 吐息 だ

今日は6曲を演奏 そのうちでボーカルのコウノが「この曲は僕もよく意味がわからないんですけど・・・」と言って始めた「うぬぼれライダー」というオリジナル 聴いてると歌詞の中に「チーズとオリーブとクラッカーをクラッシュさせれば 最高!」という部分があった・・・なるほど、意味はよくわからない(笑)

でも彼の官能的な歌い方で歌われるとなんか「わかる」ような気がしてくる・・・ここが歌の面白いところだね 最後にやった「二人の午後」って曲はかなりエロチックな歌詞だったなあ~
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3番目はジャズ系インストユニット 演奏者の名前がそのままユニット名になってる 木下徹(g)&安威俊輔(wb)+竹内信次(mandolim) それに今日はゲストプレイヤーとして小西弘人(steelpan)が参加 安威と小西はふだん「PAN-T」というユニットでやはりスタンダードジャズやラテンミュージックなどを中心としたインストナンバーをやっている 今日はその両者が合併したような演奏・・・その中に「セロニアス・モンク」の曲を2つも入れてくるというなかなか凝ったこともやっていた
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そして最後の演奏者が登場する 2人でギター、ベース、ドラム、3つの楽器を操るユニット Zeeblebuzz A Knot だ

彼らの演奏スタイルはもうおなじみになってるが ベースのブンチンが最初4~8小節分のベースリフを弾いてそれをループさせ、それにあわせてドラムを叩くという形でもう長いことやっている この「ループさせる」ということは当然ほぼワンコードでの曲構成になるが、彼らのソリッドな曲調にあってる たとえば「L,R,バーンサイド」が出してる世界にちょっと似ているかな スナッピーをまったく使わないドラムの音が木炭で描かれたクロッキー画のようにザラザラしていてくっきりとリズムの輪郭だけを映し出す・・・これとあのギターボーカルとの相性がいいんだよなあ

最後に演奏した彼らのいつものインスト・・・毎回少しずつ形を変えている これも楽しいなあ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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