ジャストなリズム   25日

今日は暑かったねえ~ 昨日みたいな夕立にはならなかったけど・・・散歩をしに公園に行ったけどそこも暑い!涼しい木陰ではかの集中攻撃を受ける・・・早々に退散したよ

それで、涼しい地下のペンギンハウスにずうっと居たわけで・・・夏はやっぱりここだよね!

今日最初の演奏者はアコギでかなり重量感のあるロックを弾き語る HEART OF SILVER だ

今日、リハから彼の演奏を聴いていて僕は”おや”と思った ギターの音色が今までと違ってなんだかクリアーでスコーンと抜けてくるような音に変化していた リハが終わってから僕は彼に訊いた

「なんかピックアップのセッティングとか変えた?」 すると彼の返事がこうだった

「いいえ、変えてないです ただ、前回ここに出たとき終わってからウエクサユウジバンドのブチョウさんからストロークのときの手首の上手な使い方を教わったのです・・・」と

ブチョウはウエクサバンドのベースマンだが、エンジニアでメカニックでもあるらしく、いつもウエクサバンドのライブのときはウエクサのギターのアンプのセッティングまでやるという面倒見のいい男だ

そうかあ、いいことを教えてくれたなあ それでサウンドまで変わるわけだから本当になんて有り難い! こういう交流がミュージシャン同士でできるペンギンハウスっていいでしょ!

そのすっきりしたサウンドに今日も思い切り歪みをかけて彼は演奏していた 新曲を2曲・・・いつも前向きな姿勢は本当に気持ちがいい
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2番目の演奏者は 中村大×川本真太郎 という2人組のユニット 実はこの二人は元々cracks and rabbits という3人編成のロックバンドのメンバーで以前はほぼ月一でペンギンハウスに出演していた ところがリーダーでg/vo のコバヤンが京都に帰ってしまって彼らのユニットがなかなか活動できなくなっていた そこで、今回は中村(b)と川本(ds)の二人のインストユニットとしてペンギンハウスに出演ということになったのだ

さて、その演奏はどうだったか ベースとドラムだけ、しかもインストだけというプログラムはどうかなあ・・・ちょっと正直聴くまでは若干不安もあった

ところが、ふたをあけてみたらこれがいいのよ! 不足感など全くない 2つのリズム楽器がお互いお喋りをするような、あるいは格闘をするようなやりとり・・・そこには緊張感と長年一緒にやってきたという安心感が同居しているみたいで・・・そしてこの二人の演奏を聴いてるとなぜかあのコバヤンの音やボーカルまでがなんとなくそこにあるような不思議な感じがした

いやあ、実に二人ともおしゃべりな演奏だった
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3番目の演奏者は g/vo , g , b , ds の4人編成のブルースユニット 豊樹野しげと&伝染Roll’s だ
今日はメンバーの都合でリハができなかったがそこは本番ではちゃんと合わせてきたなあ
ただ、そろそろ新曲が聴きたいなあ・・・ソングライターとしても才能ある豊樹野・・・いい曲を期待してまっせ!
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そして今日最後の演奏者は 川口雅巳ニューロックシンジケイト ちょっと久しぶりの登場だ
ギ タリ スト川口雅巳、このポテンシャルのハンパなく大きいプレイヤーがギターを持つとそこから出てくるフレーズが音のひとつひとつが爆発力と切れ味をとてつもな く持った矢のように聴き手を打ち抜く 彼のギターのすごいところはどんな烈しくスピーディーにアグレッシブに弾いてもその音がすべてビートのジャストのと ころを捉えているところだ
そしてほかの二人のメンバーがまたそれを必死の形相で逃すまいと飛び掛ってゆく・・・そこから出てくる重量感とスピード感をもった8ビート・・・これは本当に気持ちがいいのだ
こういうときにPAマンとして僕はちょっと困ったことをしてしまう ついついフェーダーを上げたくなってしまうのだ だって気持ちがいいんだもの(笑)うるさかったら・・・許してね
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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