心が震える夜  6日

今日8月6日は「広島原爆忌」だ008

「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」という墓標が今どんどん色あせて忘れ去られてしまいそうなこのごろ・・・暑い夏だけが同じようにやってくる

今日の東京は雲ひとつない 九州や北海道ではあれだけ降ってるのに・・・

そして、最高気温は今日も36度・・・やれやれ

さて、今日のペンギンハウスライブは4組が全員弾き語り そこはペンギンハウスらしい組み合わせだった

最初の演奏者はアコギ弾き語りの 西山諒 

今日も彼の大好きな 中嶋みゆきの「悪女」から始まるステージ それからオリジナルナンバーへと移ってゆく 彼の曲は本人が「明るいです」「これは暗いです」というのにかかわらずどの曲にも独特のアイロニーが漂っている それは彼と同世代の若者がみんな持ってるようなある意味では「あきらめてる」ようなやるせなさかな いつもやってる曲だが彼が「これは別れを歌った曲です」と言って歌った曲・・・その中には「別れ」とか「おしまいだ」というような言葉はひとつも出てこないのだが・・・逆にその奥にある悲しみが深く潜っているような・・・そんな曲だった
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2番目の演奏者はやはりアコギ弾き語りの 沢田ナオヤ  だ

僕ははじめてだが3年ぐらい前までペンギンハウスに出演していたそうだ 今日リハにやってきた彼のギターを見たら あら、懐かしい GIBSON B-25だ それも昔友部正人が持ってたやつと同じモデルだ それもかなりのビンテージ いい音だ

そして彼の演奏が始まる う~ん、なんかいい声だなあ 独特のほのぼのした感じなんだが、声のひとつひとつにすごく”ダシが効いてる”って言い方変かなあ・・・声だけでごはん食べれそう・・・ってますます変かなあ(笑) そしてオリジナルの曲もなんかしっかり熟成ができてていい曲ばかりだった ところで、最初に僕が思ったこと・・・あのギターの話をしたら、なんと友部とすごく近いシンガーだった なんとなくそういう匂いがしたんだよねえ(笑)
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3番目の演奏者は同じくアコギ弾き語りのシンガー 鈴木知文 だ

前の沢田と比べるとびっくりするくらいダーティーで破壊的な声だ それは慣れてる人にはわかってるがはじめて聴くというか見た人は面食らうだろう 案の定、前の沢田ナオヤを聴きに来てたお客さんがあっけに取られて「ポカーン」としていた(笑)それにも構わず彼の炸裂するステ-ジングはまったくパワーを落とさずに爆走し続ける

今日は「原爆記念日」ということもあったのかいつもよりは真面目な内容の曲が多かったかな でも、彼の爆走するパワーに最後はみんなが付いて来ていた さすが!
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そして今日最後の演奏者、そして唯一の女性ミュージシャン アコーディオン弾き語りのマメルダ だ

今日の灼熱の暑さのなか、重たいアコーディオン(多分10キロくらいあるんじゃないかな)を抱えてやって来るだけでも大変だろうい、さらにそれを抱えて力一杯演奏し歌う・・・その姿見てるだけでもなんかちょっと感動してしまうのだ

今日の原爆忌にあわせて彼女が歌ったのは「さよなら人類」おなじみのナンバーだが、そういえば確かにこれも反戦歌かも知れない

そして、今日MCで彼女が言った言葉 「ペンギンハウスの対バンは毎回すばらしく個性的な普通じゃない出演者ばかりで・・・心が震えるような夜です」 いいなあ その言葉もらった!

最後の曲はいつも彼女が必ずやるインスト・・・それこそ全力だ! ガンバレ! 思わず声かけそうになる
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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