のらペンギンの夜     12日

今日もペンギンハウスオープン30周年記念イベント 主催したのは元高円寺南口で営業していたお店「のら犬カフェ」のまりこさん のら犬カフェも当時はライブをやっていて人気のお店だった 今日はそことペンギンハウス両方にゆかりのあるミュージシャンたちが顔を揃えた

最初の演奏者は コーヘイフジノ だ いやあ、懐かしい・・・とは言っても彼が故郷の和歌山に戻ってからまだ二ヶ月ちょっとなのだが・・・とにかく懐かしい 久しぶりに会った彼の頭は坊主になってたが元気そうだ!そして懐かしい往年(というほどではないが)名曲「ぽんこつ音頭」や「かえる」それに新曲も披露してくれた いやあ、コーヘイフジノ 健在でなにより!
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2番目は彼もペンギンハウスには今はレギュラーで出てくれている 小川剛 だ

あの巨体(笑)になんとも愛嬌のある笑顔で歌う彼のスタイルもすっかりおなじみになってるが、けっこう鋭いメッセージがその曲には込められている 「僕らは・・・強いの? 弱いの?」その問いかけはこちらの胸にけっこう突き刺さるのだ 今日は大勢の観客にいい感じでいじられながら、気持ち良さそうなステージだった
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3番目はこれもペンギンハウスにはお馴染みのインストユニット PAN-T だ 小西(steekpan)、安威(wb)、堀口(ds)、田中(p)の4人の演奏するかなりラテンのフレーバーが含まれたジャズはとにかく勢いがあってそして気持ちがいい 今日はリーダー小西がMCで高校生のときにペンギンハウスの前身の「猫屋敷」にめぐり合ってブルースやジャズなどに出会ったという話をしていたが・・・そういえば彼とはもう40年近い付き合いなのだ
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4番目はこれは久しぶりのg/vo , b ,ds のロックトリオ  CRACKS&RABBITS だ

以前はほぼ毎月ペンギンハウスに出演してくれていたのだが、g/voでリーダーのコバヤンが京都に引っ越してしまったので前回の春の「のら犬まつり」以来の登場だ 久しぶりだけどもうこの3人のコンビネーションはちっとも衰えてない コバヤンのギターも歌も相変わらずすごくてカッコイイ! こんないいバンドが本当にたまにしか聴けないのは本当に残念だけどありがとう! いい演奏だった

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5番目に登場するのはやはり京都からやってきたトリオ つれづれ だ

やはりg/vo , b , ds のトリオだ 彼らはどちらかというとインスト中心のユニットだそうだが、今日は歌ものを多くやってくれた いやあ、とにかく上手いバンドだ そして歌はかなりメッセージ性の強いものだったけどいい演奏だった
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そして最後・・・今日はなんと6組の出演・・・ぜいたくだろ~!

そしてそこに登場するのは 石田幹雄 だ

これまでのロック系の大音量とは打って変わった・・・でも激しさと繊細さのレンジの幅が本当のこの人のピアノにはどんなバンドもかなわない 今日の彼の演奏も凄かった 凄かったりしか言えない自分が情けないが、言葉にするのが難しいのだ この感情は

本当に針か落ちるような音から雷のような響きまで・・・このピアニストにかかるとこの楽器が元々「Piano Forte」と言われていたことが納得してしまう

そしてちょっとMCをして(聞き取れなかったけど多分ペンギンハウス30周年へのイワイのメッセージだ)また一曲 なんともハートフルな曲だった

そして当然アンコールが それに応えて演奏したのはブルースだった 石田幹雄らしいブルースだった 演奏終えた彼のところに行く・・・見ると手の指から出血している

そんな烈しい演奏だったのか・・・そう彼に問いかけたら 「あ、これは包丁で切った傷です」と

そういうファンキーなところもある男なのだ(笑)
いやあ・・・今日の「のらペンギン」良かった わざわざ京都から来てくれたコバヤンにつれづれの皆さん お疲れ様でした 大勢かけつけてくれた皆さんもありがとうございました そして何よりも今日の企画してくれたマリコさん お疲れ様でした!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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