最終日      31日

今日で10月が終わる そしてペンギンハウスオープン30周年記念月間も今日が最終日

今日はこんな顔ぶれだった

最初の演奏者はもうかなり前からペンギンハウスには出演している女性ボーカリスト 加藤志乃ぶ  いつもは「Orange Cloude」というユニットバンド編成で出ているが、今日はそのバンドのドラマー伊藤孝喜(per)と加藤(ag/vo )の二人でのアコースティックバージョン フルバンドバージョンに比べると抑え気味のサウンドだが、それでも普段彼らが作り出すロッキンな部分はそのまま 加藤の伸びやかなボーカルがまた一層前に出る演奏だった
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2番目はもうペンギンハウスではかなりお馴染みになってるユニット 9413 だ

最近はメンバーの誰かが欠けて3人編成での出演が多かったが今日は久しぶりに g/vo , b , ds ,per/cho の4人編成 それもあって今日の彼らの演奏は最初からかなりの勢いで飛ばしまくる

R&Rっていいよなあ・・・思わずそう感じてしまうのだ
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3番目はこれもペンギンハウスとは長い付き合いになるユニット Telepathic Swinger だ

g/vo , wb , ds のトリオ編成の彼らのサウンドはとにかくソリッドでハードだ 超ドライなマティーニのように胃袋にどっかんと入ってくるようだ 烈しくかなり複雑なパッセージだが基本はワンコードのリフで出来上がっている彼らの演奏を聴いてるとはるか戦前の1920年代のデルタブルース・・・たとえばチャーリー・パットンなどを連想してしますのは僕だけだろうか
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今日最後、そしてこの30周年記念月間を締めくくるプレイヤーはピアニストの 石田幹雄 だ

最初はあでやかにメロウな曲調で始まった彼の演奏はやがてそのピアノに詰め込みきれなくて溢れだし洪水のようにペンギンハウスのフロアーを埋めてゆく音はときにははげしく波のように巻き上がる・・・何度も何度も大波が打ち寄せる それを聞きながら僕はとてつもなくハードだったこの一ヶ月をふと思い出していた 何度も大きな波が打ち寄せてきた 重い荷物を背負って何度も大きな山を登った 今僕の背筋が悲鳴をあげているのは決して大袈裟な話じゃないんだ

演奏を終えた石田がちょっと時計を気にしている それに対して亜郎が「まだいけるよ」と告げる

ニコっと笑ってふたたびピアノに向かう幹雄・・・ふたたび大きな波が打ち寄せてくる・・・
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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