僕らの北沢話  11

さて、仲田修子の「ツルの一声」で「やろうやろう!」ということになった僕らの「ツッパリング」

まずは風体をそれらしくするところから始まる 当然髪型は「リーゼント」ということになる

リーゼントヘアーに関してはもう「オーソリティー」といえる増田の指導の元、それぞれが髪を櫛でチックポマードなでつけ形を作っていく

それまでリーゼントヘアーにするために必要なアイテムといえば「ポマード」「と「チック」と決まっていた 両者ともいわゆる「油」・・・それもかなりこってりとしたものでとくにチックなどはどちらかと言えば「ラード」みたいな代物だ

これらは髪型を整えるのには便利なのだが、なにしろテカテカの油で髪につけると落とすときがタイヘン! 匂いはするし下手にどこかへくっつけると面倒なことになる 少し前まではよく電車の窓にもたれかかった「おじさん」の頭のポマードのあとがべったり・・・というのがよくあったよね(笑)

ただ、その当時画期的なニューツールが開発されていた それが「デップローション」通称「デッdepプ」と呼ばれたものだ これって今でもあるのかな?

デップは油脂ではなく「ジェル」だった だから使い終わったあとは簡単に洗い落とせたしベタベタすることもなかった その後、パンクスなどの間で欠かせないものとなるジェル系のはしりだったのだよね

そうしてかなり髪型がいい感じになってきたところで、今度は衣装選び まあ「皮ジャン」が一番ベストなのだけどなかなか全員には行き渡らなかった そこでまあ「アメカジ」みたいな格好とか・・・有り合わせのものでなんとか全員がドレスアップ完了 修子はたしかタイトなスーツに真っ黒なサングラスだったと思う

さて、それからどうするか・・・家の中で仲間内で楽しんでいるだけではちょっと飽き足らない 幸い3533a533d6683093cd30e3cbf53ec7bd_lその日はAが乗ってきたのを含めて車が2台あった そこでそれに乗ってどこかに行こう・・・ということになった 行き先は・・・とりあえず青山か原宿・・・ちょうどGWだったのかお盆休みだったのか、連休の真っ最中で東京の街は人も車も少なかった 僕らの車は色々な風景を物色しながらまるで飢えたジャッカルのように東京の街を彷徨っていた

やがて車は一軒の店の前に停まった

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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