ブルースのバトン     29日

雪の情報がだんだん西から近付いているようだ 今日の東京は寒いがまだ空には少しは青いものが見えた それにしても寒い!

今日のペンギンハウスライブは全員ギター弾き語りの男性シンガーばかりだ いい組み合わせだったよ

最初の演奏者は 地味KEN だ 今日の出演者の中では最高齢・・・そんなことは関係ない!

いつも驚くほどパワフルな彼のステージは今日も余すところなく全開だ カバーもオリジナルも彼の独得の調理法にかかれば全部地味KENの曲になる いつもよりちょっと早めに終わった彼にアンコールがかかる それに応えて演奏したのはお馴染み「傘がない~Wor City 」メドレーだった
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2番目に登場したのは8弦ギターを操るギターの魔術師 山田庵巳 だ

今日は彼、ちょっと面白いものを持ち込んでいた その話はあとでするが、ギターを抱えステージに座り演奏が始まる 「不眠症の男が眠ろうと羊を数えてるとなぜか現れたのは山羊だった」というような話とか「キャバクラ」を歌いこんだものとか、彼独得のレトリックをたっぷり盛り込んだ世界が続く そのあとで「今日は地味Kenさんから受け継いだブルースのバトンをリレーします」と言って演奏した「スズキさん」というサラリーマンと「ポチ」という愛犬の話・・・切なくなるような話だったなあ

そうそう、アンコールに応えて彼は一曲演奏したのだが、その時足元に置いたイス代わりのカホーンをドラムペダルで叩きながらの演奏 面白いことを思いつくもんだ
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3番目に登場したのは ミノルBグッド 今日もソロでの演奏だ

ソロでもバンドでやってる時と同じくらいのグルーブを造りだす彼 元々ソロでやってきたキャリアが長いからできるのだが、やっぱりバンドのときに出来ることと物理的には違っても身体の中に持ってるものが聴き手に少しも不足感を与えない アコギのギターワ-クもすごい彼の演奏 乗る曲は乗せてしっとりする曲はしっとりと メリハリのあるステージングに盛り上がってしまう客席だ
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そして今日最後の演奏者はミノルとも縁が深いシンガー ウエクサユウジ だ

彼もやはり「ウエクサユウジバンド」というバンドを率いているが今日はソロでの演奏だ

ソロになるとまた彼はじっくりと深みのある「ウエクサワールド」を全開に見せてくれる なんていうか下町の人情話のようなところや、この人本当に友人とか周りを大事にする人なんだなあ・・・とつくづく思わされる ステージの中盤、ウエクサのギターの弦が切れてしまう するとミノルがすかさず自分のギターを渡す(同じギブソンのJ-45だ) 「こりゃ弾き易いや!」そう言って最後までミノルギターで演奏をしていたウエクサ そうそう・・・最初の地味KENからリレーされてきたブルースのバトン 最後にしっかり聴き手に渡して今日のウエクサライブは終了 いいリレーだったなあ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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