世間は今日からGWが始まったのかな? 高円寺はあまりそういうものに連動するような街ではないし、ましてや地下のペンギンハウスに居るとなお世間の風もお天気もまるでわからない
そういうわけでいつものようにライブレポートいきますね
今日最初の演奏者は マラカスクエスチョンズ だ
サンプラーにパソコンそしてトーキングモジュレーターとギター・・・この不思議な組み合わせで演奏するナンバーは「ボブ・マーリー」だけという異色ユニット でも熱い演奏だ このところギターはずうっとバンド「elwctric junk」のオガワが参加している 僕は彼のギター好きなんだなあ
じつにフレージングとかメロディーラインの作り方がいいんだよなあ なんか動物の鳴き声のように聴こえるときがある そのギターサウンドが入ってサンプラーをベースにしたこのユニットのサウンドがふくよかに広がる もちろんアナログなキーボードワークそしてワチケンのトーキングモジュレーターを使ったボイスも・・・デジタルをこれだけアナログに使いこなす彼らに乾杯!
続いて2番目の演奏者はペンギンハウス初登場の 田島章年 だ
バンドPOETIC LANDSCAPEのメンバーでg/vo の彼がソロでの演奏 ハスキーな声で歌われる歌はバラードばかりで聴いてると切なさがあって心に直接入ってくる感じだ ギター1本なのだがエフェクターやループをうまく使ってドラマチックなシーンを作り上げる ギタリストとしても素晴らしいものを持ってると思った しかし、とにかく歌がいいのだ
3番目の演奏者は 川口雅巳+諸橋茂樹+岩原智 だ
ギタリスト川口を中心に諸橋(ds)、岩原(b)のトリオユニット 彼らのバンドとしての歴史は20年以上前に「ブルームダスターズ」という名前で活動をしてきたからというから長い 川口は最近はもっぱらこのメンバーでペンギンハウスに出演している この3人の生み出すグルーブは並大抵ではない迫力だ 今日は珍しくブルースのカバー「Messin’ with the Kid」なんかもやってたなあ・・・川口のギターは今日も切れ味最高!
そして今日最後に登場したのは Seven Z だ
ギタリスト「らりは」を中心に組まれたロックユニット 前の川口トリオと同じ編成だ らりはと川口は同じユニット「ロス・ドロンコス」のメンバー同士で付き合いも長いのだがこの二人のギタリストはスタイルがまるで違う 川口がかなりアグレッシブにまるでギターの弦に楔を打ち込むようなピッキングをするのに対してらりははまるでピックで弦を舐めるようなピッキング・・・もちろん烈しいところもあるのだが・・・ 今日は最初のオガワに田島に川口、らりは・・・と素晴らしいギタリストばかりだ!
そしてSeven Zはらりはの繊細なギターワークを芯にしてなんか60年代のロックの持っていた怪しい世界に持って行ってくれた 最後は田島章年がゲストで参加・・・2人のギターの絡みがまたなんとも隠微で・・・気持ちよかったわあ~!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス