みんなテレビっ子だった     6

さて、今日紹介するヒーロー その名は『海底人8823』 138997280641293625226_hero_8823

どこかに出ている某ロックバンドみたいな名前だが「8823」は「はやぶさ」と読む

『海底人8823』(かいていじんはやぶさ)は、1960年に製作された特撮テレビ番組、および劇中の主人公であるヒーローの名称。大映テレビ室製作。1960年1月3日から1960年6月28日まで(近畿地方では6月26日まで)、フジテレビ系で放映された。両親を亡くし及川博士の養子として箱根で暮らしていた中学生・勇少年は、謎の流星群が降りしきる中、芦ノ湖畔でベルトが外れたまま倒れていた奇妙な服装の男を助けた。海底人その男はお礼に勇少年に30000サイクルの音波が出る笛を与えた。勇少年に危機が迫り誰にも聞こえない笛の音が2回鳴ると8823が現れ、及川博士が研究中の数式「X132」を狙うブラックスター団の一味と戦う。
彼は遠い昔に彗星ツイフォンの接近により海底に没したエルデ大陸からやってきたという。本名はエルデ10008823。ただし長い名前なので周りからは簡略してはやぶさと呼ばれる。
短時間だけ相手の脳神経に激痛を与えて気絶させる特殊な光線銃が武器。肉眼では確認不可10009993671_s能であり、発射中は特殊な音が鳴る。自らと同じ姿をし8823の2などの名前を持つ機械と呼ばれる分身に偵察を行わせ、自らも背広姿で行動する。任務が終わると波しぶきを残し海底に帰って行く・・・そんなストーリーだった 8823を演じていた役者井上 信彦はなかなかのイケメンだったが、この作品以外で主役をつとめることはなかったようだ

この番組もわずか半年という短命だったが、それでも僕はよく覚えている 子供心ながら「なぜ水中から飛び出してきた8823は少しも濡れていないんだろう?」などと不思議だったこと・・・今見れば自ら飛び出すシーンは単にフィルムの逆回しだったのだが(笑)

あと今でも覚えているシーンがある 海中から8823がやってくる 勇少年が「ハヤブサさん、助けてください!」と訴えるのだが彼は「いや、私は8823の2号です」と無表情に答えそのまま立ち去ってしまう また現れるがやはり「私はハヤブサ○号です・・・」そうやって何人もが彼を無視して去っていってしまうというなんだかシュールで不条理なストーリーだった(あとでそれは「機械」と呼ばれた分身だと知ったが)

「なんだよ、契約してないと助けてくれないのかよ~!」と子供心ながら怒りを覚えたのを記憶している

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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