・・・みんないい」 と言ったのは「金子みすず」だったっけ
それはどうでもいいのだけど、今夜のペンギンハウスライブはまさにそういう感じだったかなあ
最初の演奏者は スギナミガールフレンドフォーエバー だ
同じ京都出身のシンガ-ソングライターイノッチ(vo/sax)とワカバヤシ(vo/g)が組んだアコースティックユニット ただし今日はワカバヤシのソロバージョン しかし、彼がテレキャス抱えて歌うこのバージョンは独りなのにものすごい重量感ととにかく勢いがある 決してギターのボリュームを絞ろうなんて考えはしない・・・だって本質はパンクなんだから・・・近々ドラムがメンバーに加わるそうだが、そのバージョン楽しみだ その彼が一年半前に東京に出てきたばかりの頃の印象を歌った「けむり」 そしてまるでジミヘンみたいな音で演奏した「フォークシンガーの人たち」・・・名演だ
そして2番目に登場したのはギター弾き語りソロの ウエクサユウジsolo
彼はバンドでの活動もしているが、ソロのときはまたバンドとは一味違うテイストを出すのだ
その独特な不思議な温かみとリアリティーのある歌い方にはすごい説得力がある 噛めば噛むほど味が出てくるのだが、今日の演奏はまた格別に味が深かったなあ
そして今日彼がいつもよく歌う「ハッピーバースデイ」という曲の出来たいきさつを語ったのだが、」そこには驚くような秘話が込められていたのだだった これはライブを観ていた人たちだけのものだ そして、来月7月に彼が主催して丹沢の山中で開催する野外イベントの話も・・・本当に彼のパワーと熱意にはアタマが下がるのだ!
3番目に登場するのはg/vo ,b , ds の3人編成のユニット Telepathic Swinger だ
リズミックでドライブするベース とドラム このユニットのとてもソリッドな硬質で引き締まったサウンドはロックでもジャズでもありそれ以上に「ハードボイルド」でパンキッシュだが、よにかく8か16ビートのワンコード・・・渇玉はほぼすべて「リフ」だけで出来上がっていると言っていいだろう
そんなシンプルな構成なのにちっとも飽きが来ないどころか「リフ大好き」な僕はいつもゾクゾクするのだ そこにまたあのボーカル・・・もうこのシンプルソリッドさにはいつもやられちゃうんだよなあ
そして最後に登場したのは MΛNTRΛ だ
ミ ヌマ(g)シラコ(per)じゃいあん(b) この「鉄板」な3人の演奏はとても洗練されてジェントリーなのに聴いてるとなんか身体が動いてきてしまう
その彼らの最初の曲・・・僕ははじめて聴いたのだがペンマス亜郎が「懐かしい~!}と叫んだ
昔はよくやってたというその曲は「マーラー」の1番「巨人」という曲 そして2曲目は「ダッタン人の踊り」そして続いて「ダニーボーイ」となんともクラシカルで懐かしい曲ばかりだった
そして最後の「セント・トーマス」ではついにギターのミヌマがぶっ壊れた(笑) 絶対にテレパシックを意識したに違いない(笑)すげえ~~ もう「インプロ」みたいな今夜のマントラに客席からは大声援が飛んでくる
それにしても今夜のペンギンライブ「みんな違う」にもホドがある(笑)