いやいや、雨が続くねえ・・・東京は９日間もずうっと雨模様みたいだねえ・・・おまけに台風も来てるし 皆さんいかがお過ごしでしょうか さて、雨にもメゲず今日も始まります ペンギンハウスライブ
最初の演奏者はギター弾き語りシンガー toyosick だ
いつもと同じように長い髪の上に被ったソフト帽を頭の前でちょこっとかざしながら４方に向かって礼をして・・・この儀式の後で彼の演奏が始まる 毎回その時に「出囃子」があるのだが今日は「チャールス・ミンガス」の曲だった
繊細なギターワークも得意とする彼だが今日はストロークに絞ったギター・・・曲も彼のかなりハードでアグレッシブな部分を押し出すような演奏が多かった詩人「田村隆一」の詩にメロディーをつけたという「ディスティニー」という曲も含め いやあ、パワフルだったなあ
２番目の演奏者はやはりギター弾き語りシンガー 田中彰己 だ
彼の「出囃子」はディランの「Like a Rolling Stones」だ １曲目は静かなバラードスタイルの曲から始まる 今日は座ってゆったりと煙草を吸ったりハイボールを飲んだりしながらそしてお喋りをしながら彼の演奏は進む 色々なことに触れながらまるでトークショウのように・・・
ところがその演奏の途中でギターの弦が１本切れた それにも動じず演奏を続ける彼が最後の曲の前にこんなMCをした 「昔、やんちゃしてた頃すごく仲のいい有人が居て科ｒ手の車によく乗せてもらってた その彼とはある女子をめぐって取り合いになってそれで喧嘩別れになっていた・・・その彼が今日突然ライブ観に来てくれた・・・びっくりして思わず弦切っちゃいました・・・その彼の車のことを歌った曲を最後にやります」・・・おやおや、見事にオチがついた
３番目はvo , g/vo の二人組み ららばいてりい＆さっちん だ
彼らのスタイルで面白いのが外国のスタンダードな曲にてりいが日本語で歌詞をつける それも直訳ではなくかなりてりいの持ち味が出てくる それを歌うさっちんの歌い方がまた飛翔する鳥のように実にダイナミックで自由でいいのだ
そんな彼らが今日自分たちの持ち味をフルに発揮してくれた なんと今日さっちんが「やりたい」と言い出して今日てりいが歌詞を作ってしまいそれを今日二人で演奏すると言う「無謀な」ことを・・・それも曲は「House of Risingsun」というハードルがムチャクチャ高い・・・それをけろっとしてやってしまうところが彼らの凄さだ！ 今日もさっちんはすごかったなあ
そして今日最後に登場したのは S.L.L.
これはペンギンハウスでもお馴染みのシンガーソングライターのコイズミツトムのユニット 相方サトウのサンプラーの音が加わると彼の曲の持つポップな面がくっきりと浮きあがってくる
普段コイズミが一見静かにゆったりと演奏しているように見えてその実身体をスイングしながら歌っているそのバックボーンにこのユニットでのサウンドがあるのだ
それにしてもポップだなあ・・・最初のサウンドチェックみたいな部分では即興でShotgun Bladeの「ストームブリンガー」をネタにしてしまうところなんかコイズミの洒落っ気が出ているなあ
