彼らのロック     23日

ロックという音楽がこの地球上に誕生してもう50年以上の時間が過ぎてしまった
その間にR&Rは世界中をかけめぐり、さまざまな国や民族に色々な影響を与えてきた
ここ日本でも同じだ かつて内田裕也などが日本に「ロック音楽」というものを広げ始めた頃、今のような音楽シーンが出来上がると彼らは想像できただろうか
今では「ロック」は普通に「音楽する」ということと同意語になってるんじゃないかな
だから自然に呼吸するように、そして一人ひとりの顔や個性が違うように、それぞれが自分のやりかたで「ロック」している
今日はそういうソロプレイヤーたちの夜だった

今日最初の演奏者は SHOTGUN BLADE047
「青の戦士」の異名を取るギター弾き語りロッカー そのアグレッシブな歌い方を支えるのは烈しく深くボトムを持った1本のギターだけ・・・そこから撃ち出されるビートが聴く者を連射する!

今日もいつものように礼儀正しいMCソフトで優しい語りからギターを弾きはじめると「それ」

はショットガンに変わる!

2番目は 飯嶋光太郎055
若いこのシンガーソングライターは現在も成長中だ その社会を真っ直ぐに見据えた彼の口から出てくる歌はダイレクトで瑞々しい その彼はつい最近ペンギンハウスから歩いていけるところに引越ししてきたそうだ なんだか嬉しそうに麦藁帽子がゆらゆらと踊っている

3番目は HEART OF SILVER062
ギター弾き語りのソロシンガー アコギはエフェクトをかけて思い切り”歪ませた”ギターサウンドで凄まじいビッグサウンドとグルーブを生み出す・・・そこには最高級なロックスピリットが溢れている

最後は Tatsya Inagaki
今日、いつものようにアコギを抱えてやってきた彼のシャツの肩のところが濡れていた どうしたのかと訊いたらゲリラ豪雨にやられたのだそうだ 雨雲レーダーを見たらまさに世田谷から杉並区にかけてピンポイントの雨雲が そして今日座って歌う彼の横には一枚のメッセージボードが、そしてそのメッセージよりさらに深い話・・・それは自然界のルールから見た人間の世界の持つ問題・・・かな そして彼の目はもうすぐやってくる八月に向けられている
066069

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