手がつけられない   14日

もう9月も中旬、すっかり秋らしくなったねえ 今日出がけに道ばたに「彼岸花」のつぼみが出ていた さて、今日14日のペンギンハウスライブはこの人から始まった

ピアノ弾き語りの たけもとまりこ
そのなんとなくレトロな感じ の歌声と作風から自然に「昭和」を思い浮かべるシンガーだ 今日はピアノのインストから始めそして「夜を越えたら」「かげぼうし」「雨結い」・・・と続く

本人は「暗い歌ばかりですが・・・」とちょっと申し訳無さそうに言ってたが、いやいや彼女の暗い炎が燃え上がるようなステージには熱心なファンが多いのだ そして今日最後の曲はいかにもこの季節にぴったりな去る夏に思いを寄せる「愁夏」・・・沁みるなあ
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2番目に登場したのはやはり女性弾き語りシンガーの アサダマオ

今日の彼女は何だか大きい荷物を持ってきた ステージでその覆っていた布を取るとそれは大きな絵だった 彼女が自分で描いたそうでそのキャラクターは「フレディー」というそうで彼女の少ない(笑)友達なのだそうだ それにしても小説も書くし・・・なんと多才な人なんだろう

そのやたら存在感のあるフレディーにも負けず今日のアサダマオもオーラと存在感が噴出していた それにしてもギターあれだけちゃんと弾きながらあれだけの密度のラップがよくできるもんだ・・・すごいよなあ!
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3番目は フレデリック書院(山田庵巳+福沢ユウ)
アコーステジックギター弾き語りの鬼才山田庵巳は今までは8弦ガットギター1本ですごく緻密でセンシブな弾き語りワールドを作り続けてきたが、最近このユニットを組んでから”芸風”がずいぶんと変わってきた 何が一番変わったかというと「笑える」のだ 曲もそうなんだが彼のステージングがそれまでのちょっと神経質な感じからいい意味で「ゆるく」なってきている それは相方の福沢が持っているキャラの影響もあるのかも知れないが、明らかに庵巳自身がそれを楽しんでいる感じがするのだ とにかくフレデリック書院の演奏は楽しい!
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そういえばフレデリック書院の曲にこんな歌詞が出てくる 「ベースとギターの二人組みは最悪だ・・・」もちろん自分達のことをパロってるのだが(笑)奇しくもそのあとに出てくるユニットもそうだった

”王子”こと林漁太(g/vo)と”ライオンのシュン”こと安威俊輔(wb/cho)の2人ユニット 半バナナ
彼らのステージはとにかくポップで明るく楽しいエンタテイメントで溢 れている 時にはちょっと強引に客席を引き込むそのパフォーマンスにみんなが”拉致”されてしまう 今日もそうだった

どちらかといえば「たけもとまりこ」「アサダマオ」「フレデリック書院」を目当てに来ていたお客でも遠慮なく自分達の土俵に引きずり込む!

おお、今日はいきなり「半バナナのテーマ」から始まる マスター亜郎が慌ててカウンターでバナナを切りはじめる この曲のときはいつも客席に「半バナナ」を配るのが恒例になっているのだ

とにかくこの二人・・・とことん店を巻き込む! 最後はなんだか全員が一体になってしまった 今日のペンギンハウスはもう手がつけられないくらいに盛り上がってる!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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