気持ちよく    15日

久しぶりに雲を破って青空が見えた今日15日  いつもよいちょっと暖かい高円寺

さあ、ペンギンハウスライブがスタートするよ

今日は威勢のいいロックバンドばかりだ

最初の演奏者は久しぶりの登場になるg/vo , b ,ds の3人編成のロックユニット ブラン

”爆音”を信条としながらもその歌のことばに込めたメッセージがとてもダイレクトに伝わって来る 以前聞いたことのある「ハヤイヤツ」「お山の大将」「自戒ロック」などに混ざって「ないがしろ」「もぬけの殻」「ムード」などというここではたぶん初めて聞く曲も多かった

久しぶりのその間にも着実に歩み続けているブランの足跡をみる思いがした

”まず言葉ありき”といった曲作りをしてるように思える彼らだが、そのビートの切っ先はいつも鋭利に尖っている
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2番目はペンギンハウスではすっかりお馴染みの g/vo , b , ds の3ピースユニット 9413

今日出演するバンドの中では一番ポップな持ち味をもった彼らだが、g/vo のアツシのおなじみの「話芸MC」とゆったりのんびりと進めてゆくステージングも毎度おなじみなのだが、その中で彼らなりのR&Rへの思い入れとこだわりがきりっとして太刀筋のしっかりした彼らのロック 「俺たち今日はなぜかアウェイな感じ」と自身で言う彼らの不安は見事に吹き飛んでいた
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3番目は g/vo , g , b , ds の4人編成のバンド 9000sonics
荒ぶる男たちの爆音集団・・・ただ、彼らをただ「爆音ロック」と片付けてしまうわけにはいかない とにかく一筋縄ではないバンドなのだ それを表わすのが最初に演奏したかなり長めのインストナンバー その曲の構成や完成度だけでなく演奏テクニックやアレンジメント、どこを取っても彼らの演奏は素晴らしいのだ

そして一筋縄じゃないのはここのメンバー神沢(b)だ なんと演奏の合間にいきなりビニール袋を取り出すとその中に入っていた煎餅をばりばりと齧りはじめた そしてその煎餅についての講釈を客席に向けて述べる・・・ステージはなんと「高座」へと変化する(笑)

そんな”おちゃらけ”も挟みながらしかし彼らのヘビーでハードな演奏は今日も重たい斧のようだった
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そして今日最後の演奏者は ロックユニット「マーブルシープ」のリーダー松谷(g/vo)が組むg/vo , g , b , ds の4人ロックユニット KEN MATSUTANI AND
ベテランロッカーのマツタニからはそのまま70年代を彷彿とさせるボトムの低いロックスピリットが匂ってくる この匂いと味は70年代ごろに吉祥寺にあった「オズ」なんかに通じるような気がするなあ

そのフィーリングとサウンドをそのままやってくれるこのバンド・・・気持ちいいなあ

アンコールに応えてソロで一曲・・・これも最高にカッコ良かった!

終ってからケンさんが僕の肩をぽんと叩いてこう言った

「ありがとう、今日も気持ちのいい音だったよ!」

僕もこう返した

「こちらこそ、気持ちいいサウンドでしたねえ~」
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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