今日は朝から雲って寒い・・・あやしい天気だなと思ってたら夕方にちょっと一雨来た それもどうもこのあたりだけだったみたい・・・さすが高円寺
今日のペンギンハウスライブは素晴らしい歌い手たちが顔をそろえてくれた
最初の演奏者は若手の 西山諒
思うに今年一番伸びた一人だ 彼の独特の粘るようなグルーブ感で歌われる曲はオリジナルもカバーも独特な味がある 決してアグレッシブではないはずなんだが、気がつくと心拍数がどんどん上がってゆくような歌い方 前日ちょっとしたことで足に大きな怪我をしたそうだがその足を引きずって(?)今日は頑張っていた しかし彼の歌はいいなあ
2番目に登場したのはこの二人 ららばいてりい&さっちん
彼らはいつもあちらの素敵な曲に独自の歌詞をつけて披露してくれる そうそう、もう12月だから・・・当然レノンの曲も そして今日初めて演奏したニーナ・シモンの曲だという「自由になりたい」 最高だ! 僕は前からサッチンの歌うのを見ていると思い出すシーンがある それはシカゴの「マックスウェルストリート」という町の日常を写した映画「And This is Free 」の中に出てくるゴスペルを歌う黒人女性・・・歌っているうちに次第にトランス状態になってくのだが・・・その姿がさっちんと重なるのだが、今日のこの曲を歌う彼女の姿はまさに”それ”だった
3番目に登場するのは弾語りシンガー 永井Lee
その豊かなボイス歌われる彼の歌は時にはジャンルなんて垣根を軽々と飛び越えてこちらに向かってくる そして聴き手の心に直接飛び込んでくる独特のインパクトのあるその歌は一度聴いたら忘れられなくなる 今日カバーした60年代の「ジャックス」の名曲「堕天使ロック」・・・こういう歌も似合う人だ そして12月というと彼にとってはこの曲だそうで歌ったサッチモの「What a Wonderful World」 これもいい味出してたなあ・・・今日はいい歌うたいが続く
いい歌い手が続いた今日のペンギンライブ そして最後の演奏者はこの人 寺田町
今年も一ヶ月おきというペースを守って出演してくれた彼の今年最後の出演にはいろいろなものがぎっしりと詰まっていた
前回のライブから使用しはじめたコンデンサーのリボンマイク・・・今回はセッティングもばっちり決まっていい感じだ なるべく生でやっているようにという彼の要望をしっかり叶えることができた
そして最近また新しいアルバムを出したという彼、それとは別に新曲もいくつか発表してくれたが、その中で「この曲をジミーさんにささげます」なんて勿体無い言葉とともに歌ってくれた曲 「風の歌を聴く・・・」なんて歌詞が出てくる いい曲だった
これだけでも嬉しいのに前々から約束してくれていた僕の「サンタは来ないけど」という曲に彼の歌詞を付けた歌・・・いやあ、これ聴いてたらもう涙が出そうになったよ
今日はある事情で体調があまり良くなかった僕だったけど、この曲ですっかり元気になってしまった
本当に「歌」というものが持っている力には底の知れない力があるなあ・・・今日の演奏、みんな良かった!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス