雹が降ろうが    28

「ジミーさん、雹ですよ!雹が降ってる!」 そう教えてくれたのが今日28日(月)最初の演奏者
スギナミガールフレンドフォーエバー ことワカバヤシ(vo/g)だった

雹が降ったのは彼の演奏が終わった後だったのだが言われて表に出てみると雷が鳴って烈しい・・・そのときはもう雨になってたが地面には大豆くらいの大きさの雹が無数散らばっていた

一体今日はどういう天気なんだろう・・・嵐を呼んだのはやはり彼だったのかな(笑) 今ペンギンハウスに出演している若手のシンガーソングライターの中でも彼はかなり「多作」なシンガーだ それもかなり長打を打ってくれる 今日披露した「まだ曲名も決まってない」という新曲も切れ味よくていい曲だった これからまだまだ伸びしろのあるミュージシャンは楽しみだ!
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2番目に登場したのは 3人編成の不思議なユニット 土舎利

エレキギターとジャンベとディジュリドゥー・・・この一見ありそうでなさそうな組み合わせのユニットが創りだす音はまた国境を越えて独特の境を産み出す プリミティブでありながらどこか未来を感じさせる演奏は力強さと優しさに満ちている

そしてギターに持ち替えたウメハラの歌う「山の民」・・・ズシーンと心に突き刺さってくるのだ
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3番目に登場したのは 山田健人

いつもアカペラで歌う彼だが今日は横にピアニストの「ミキ」が居る ミキは「ミキタカ」というvo ,pユニットでも出演しているブルースピアニストだが、山田と一緒に演奏するときは実にたおやかで繊細なピアノプレイをする 時には曲の小節線を見失いそうになる山ちゃんをやんわりとサポートしてしっかりと受け止める

この二人のコンビネーション・・・いいなあ 二人とも直球勝負のタイプなんだけどこのしっかりとしたバックアップを受けて今日も山ちゃんは伸びやかにそして全曲をストレートな球だけを投げ続けた いいゲーム・・・いやステージだった!
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そして最後に登場するのはやはり今ペンギンハウスで注目を受けている若手 大濱吾朗

彼のことを「天才」と言ってしまうのは簡単だが、そう言われる裏でどれほと彼が努力をしているか・・・その片鱗を僕もちょこっと見ている だから「今日は何を見せてくれるか」という期待は同時に彼が何をしてきたかを見ることになる

今日はいつものようにステージの中央でマイクに向かってハープ1本だけのパフォーマンスから始まるが、今回はなんと2本のハープを吹き分けるという演奏を見せてくれた そこからピアノに移動、吹きながら弾きながら歌う・・・そしてまたステージ中央に戻り今度はギターを抱え・・・弾語りで歌いだす

それはボディーヒッティングも入れたファンキーでグルービーなギター、そして遊び心もたっぷりあるステージングは本当に楽しいのだ ブルースを土台にしながらそれをどんどん乗り越えてゆく彼に少しずつファンも増えてきた・・・そう感じているのだ

外は大嵐だったようだが、ペンギンハウスは考えてみりゃ毎日が「Stormy」なのだ!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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