あっという間     19日

いいお天気が続いている 今日19日(木)も晴天 熱くも寒くもない・・・ちょうどいい気候 一年中こうだといいね・・・という会話を毎年やっている気がする

さて、今日のペンギンハウスライブはソロシンガーの SHOTGUN BLADE から始まった

もうペンギンハウスではすっかりおなじみの「青の戦士」の異名を取るギター弾き語りロッカー そのアグレッシブな歌い方を支えるのは烈しく深くボトムを持った1本のギターだけ・・・そこから撃ち出されるビートが聴く者を連射する!

ところで、ライブをするときの彼の出で立ちは青いギターに青の稲妻・・・そして青いTシャツにブルージーンズ・・・ともう4年以上前から定番になっている その彼が今日はブルーではなくブラックのパンツで登場・・・どうしたんだ!? と思ったらライブ終了後に確認したらおろしたてのブルージーンズで濃いので黒に見えただけ さすが”ブレない”男だ!

新旧混ぜた今日の演奏曲・・・どれも熟成された味を持っている 今日聴きながらふと思った 彼のギターワークはほぼ100%がコードストロークとカッティングでできている ギターのサウンドは野太いクリーントーンに歪ませた音が重なるように作っている 歪んだギターの音色がとても美しい・・・これって意外と難しいことなんだと思う そういう持ち味を最大に出した最後の曲は長編の名作「ストームブリンガー」だ
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2番目に登場するのはやはりエレキギターを弾いて歌う カーリーズ佐藤

今日はセミアコのギターからアンプにつないだ音がいつもよりさらに歪んで爆発力がある それにも増してスゴイというか恐ろしいことに彼のギターのサウンドはまるで「RLバーンサイド」「Tモデルフォード」などのミシシッピの最近のブルースマンのような音がする それは「型」なんか無視したようなピッキングスタイルやリフの使い方、それにピッキングのアタックなどから出てくるのかも知れないけど、これだけ泥臭いギターを弾く人もなかなか居ない そういうギターをバックに「いかさまダートトラックレース」「ブーブのネエネ」「ミシシッピ・マンボマンボ・ママ」など・・・また泥臭い曲を恐ろしい早口の歌い方で彼はけろっとした顔で歌うのだ どこから来たのかこの人・・・そう思うのだ
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3番目に登場するのはアカペラシンガーの 山田健人

楽器は一切なしですべての曲がアカペラというスタイルなのにその歌力で最後までじっくり聴かせる そしてその歌は聴く者の心の奥にまでしっかりと届く 「僕は輪つい人間です」などと言いながら歌った歌は彼の懺悔の歌なのだろうか・・・ちょっとスピリチュアルソングみたいな味があった

半ばからピアニストの三樹が参加して二人のDUO このコンビも本当に息がぴったり合ってきて素晴らしい 特に今夜の三樹のバッキングが素晴らしかった ブルーステイストを活かしながらも山ちゃんの歌にぴったりと寄り添って見せていた

最後の曲は仲田修子の訳詞の「トラブル・イン・マインド」・・・いい演奏だった
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そして今日最後に登場するのはハラ☆タカシ(g)、大橋とおる(b)、福島紀明(ds)のインプロ系インストトリオ DBSз

先日ライブアルバムの新譜CDをリリースしたばかりの彼らは先週に続いて2回目の「レコ発ライブ」だ ギターのハラにいたっては今週は今日を入れて3回の出演・・・それだけに今日の彼らの演奏も熱がこもっていた

今までやってきている曲なんだけど、やはりレコーディングを経たあとの演奏はすごいまとまりと集中とそしてそこからまたさらに貪欲に次のステップを目指してるような気迫と緊張感が伝わってきた 途中のギターとドラムの掛け合いなんか前もって打ち合わせてあったのかどうかはわからないけど、お互いの呼吸や脈拍を測りながらやってるんじゃないか・・・言葉の入り込む余地は無いからこれってすごくスリリングでそして聴いてるほうから見れば「どこへ行くんだろう」というワクワク感が満ちていた演奏だった なんか”あっという間”に過ぎた彼らの演奏時間だった
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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