いよいよお盆休み突入ですかね・・・街中はなんとなくゆったりとした空気が流れている 猛暑もちょっと納まって・・・今はオリンピック真っ最中なのだよね
今日12日(金)のペンギンハウスライブはこのシンガーから始まった スギナミガールフレンドフォーエバー 元々バンドなのだが今日はワカバヤシ(vo/g)のソロバージョン
彼の作る曲は歌詞がいい そしてその歌詞の中にたくさんの風景が浮き上がってくるのだ
「たくさんの人がアブダビを目指し・・・猛暑の中渋滞に捕まって・・・」とか(うろ覚えなので本当の歌詞とはちょっと違うかも)「老人は戦争で失くした指を眺めている・・・」とか・・・
彼は沢山の映画を観てそれから得たインスピレーションで曲を書いてるのだという 最近は「インターステラー」という映画にはまってるそうで・・・ちょっと調べてみたら無茶苦茶面白そうなSF映画だ 今度の夏休みに探して観ようかな~
2番目は弾語りシンガーの 宮崎悟
静かなる男宮崎・・・とくにMCは呟くようでほとんど聞き取れないのだが、歌いだすと途端にその声はびっくりするほどの力強さと説得力と独特な魅力がある だから聴き手は歌われる彼の曲に思わず耳をすましてしまうだろう 一見いとも簡単に聞き逃してしまいそうな言葉だが実に重みがある
もうペンギンハウスに出るようになって16~17年になるという彼・・・そのマイペースぶりがまたいかにも彼らしい そして宮崎はけっこう知り合いの女性シンガーソングライターの曲をカバーしている 今日は交友のあるSUNAGIRL の藤井美和の「くらげ」という曲を演奏したが それがまた不思議とすごくいいのだ
3番目に登場したのは久しぶりの弾語りシンガー 永井Lee
その豊かなボイス歌われる彼の歌は時にはジャンルなんて垣根を軽々と飛び越えてこちらに向かってくる 本当に彼のボーカルの表現力の多彩さと言ったら・・・オペラのようだったりカンツォーネのようだったり時には浪曲のようだったり・・・色彩がくるくると変わるようだ そして聴き手の心に直接飛び込んでくるそれは一度聴いたら忘れられなくなる
今日はカバー曲もいくつかやっていたが懐かしい60年代の「ゾンビーズ」の「二人のシーズン」・・・彼がやるとまったく変わったテイストになるから・・・すごいなあ~
最後に登場したのは東京在住のアメリカ人弾き語りシンガー ラリー・フラムソン
彼と僕の付き合いは古い ちょうど明日・・・8月の13日・・・今から45年前のその日に彼は初めて日本にやってきたそうだ 僕が彼と出会ったのはその1年後、僕はまだ二十歳だった
その頃から変わらず元気に活動を続けているラリー ブルースやラグタイムを基本に彼の持ち味のユーモアで歌われる日本語のブルースは最高に楽しい
今日も音楽仲間のミツイさんがウォッシュタブベースやジャグなどで参加 ジャグバンドぽい空気がすごくいいねえ~ そして僕も最後のほうでギターで参加した いやあ~楽しかったなあ
今夜のペンギンハウスライブ、国際色がぐんと濃くて面白い夜だった