お盆休みのど真ん中、町は今日もゆったりしている 不思議なことに昨日の帰り道は妙に涼しくて何だかもう秋がやってくるような気配が・・・まあお盆を過ぎればどんどん秋っぽくなってくるのだけどね
さて、今日14日(日)のペンギンハウスライブは3組が登場 どれもが素晴らしい個性を持ったバンドばかりだ
最初に登場するのは カーリーズ
サトウ(g/vo)、チノ(ds/vo) この二人が作り出すサウンドはどことなくアメリカ南部のそれもミシシッピ河の匂いがするような雰囲気がある 本当にタイトでソリッドなリズムに乗ってサトウの歌は鋭さと独特のリズムを強烈に持つ それをがっしりと支えるのが相方のチノのドラムだ 決して派手でも技巧的でもなく「今ここに必用な最高のビート」を叩き出す
この2人組の持ってるドライブ感は本当に山の急斜面の草原を一気に滑り降りてくるような爽快感があるのだ
2番目に登場したのは「ハッピーターン」のg/vo の山脇があらたに組んだユニット ANTONIO GIANT
前回は「AND NICO」という名前だったが「二胡」が無くなって g/vo ,b ,ds それになんとピアニカが加わった このアンプリファイアードされたピアニカが恐るべきサウンドを生み出す それはサックスのようだったりシンセのようだったり 山脇の音楽に対する姿勢が本当になかなか想像のつかないものを生み出す いやあ~面白かったなあ・・・
そして今日3番目、最後の演奏者は らりは+川口+ヤマジ+シマー
実はこの日元々は「ロスドロンコス」が出演する予定になっていた ところがg/vo のどろんこが病気療養のため出演ができなくなりそこでその代わりとして組まれたセッションユニット 今日1日だけのバンドということだ
バンバーは らりは(g/vo)、ヤマジ(g/vo)川口雅巳(b)そしてシマー(ds)
この らりは とヤマジという2人のすご腕ギタリスト・・・サウンドのカラーが全く違う二人がそれぞれボーカルも交代で担当するという構成は全く新しい切り口がいくつも見えてきてスリリングでそしてほかの川口、シマーの最高なビートでもう本当に客席に居た全員がとてもゼイタクな時間を味わっていた 今日出演した3組とも持ってるスタイルも違うしそれぞれのところで最高な演奏を見せてくれた 盆踊りも花火も無いペンギンハウスだけど今夜はいいお祭りになったなあ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス