いやあ~疲れた! 今日は実は昼間ペンギンハウスで「超初心者クラス」のギターセミナーがあり(そちらもものすごく盛り上がったのだ! この話は明日するね) 僕は朝の10時からペンギンハウスに居る おまけに外は「高円寺阿波踊り」の2日目 昨日がちょっとお天気イマイチだったのでそのぶん観客も今日は多いみたいで高円寺の町はすごいことになってた その影響もあって出演者がリハに間に合わなかったりと・・・色々あって「こういう日はテンション絶対に下がるよな・・・」そう思ってた今日28日(日)のペンギンハウスライブ・・・いやいや、とんでもなかった
今日最初の演奏者はペンギンハウスへは・・・と言うより「東京」初登場の2人組ユニット イノッチリンダ
イノッチ(vo/sax)はもちろん「スギナミガールフレンドフォーエバー」のメンバーだ リンダ(vo/key)とはかなり前から一緒にやっていたが、片方は関西片方は東京と別れているので一緒に演奏する機会がなくて、久しぶりのユニットライブをペンギンで・・・ということになったのだ
まずリハのとき僕は驚いたのだがイノッチのボーカルの発声が普段とかなり違う 一瞬「イノッチ具合悪いのか?」と思ったのだが・・・そうではなかった
それは相方リンダのボーカルの声質と曲調にイノッチがきっちりと合わせていたからだということが判った この二人の声のマッチングがすごくいいのだ イノッチのどちらかというと無機質で金属っぽい声とリンダのすごく暖か味のあるそれでいて芯の太い声が見事なハーモニーそしてサウンドを作っていた また曲がいいんだよなあ~ またゼヒやってほしいなあ
さて、2番目に登場したのはやはりペンギンハウス初登場のピアノ弾語りシンガーソングライター 宮崎名緒子
イノッチの紹介で今日初めて出演した彼女・・・いやあ~凄かった! とにかくボーカルの声がいい なんでも顔の骨格がイノッチと似ている・・・と自称していたが確かにちょっと金属的なドライな発生のところなんかそう思えるのだが、このシンガーの声質はそれに加えて何重にも重なった複雑な構造をしている 周波数の波が途方も無くさまざまな形で打ち寄せてくるような・・・そしてそこに乗る言葉の一種の「ヤバさ」がまたすごい! 「次は明るい歌です」と言って歌ったのが自殺をテーマにした歌でそれがまたものすごくシュールでドライで・・・この人の表現の多彩さには本当にびっくりしてしまった それを聴いてた乳飲み子が突然火がついたように泣き出した・・・それって、何かわかる気がする(笑)
そして今日3番目に登場したのもやはりペンギンハウス初登場 g/vo , b , ds の3ピースロックバンド ホットロックス
ここからがらっと世界が変わる もう本当に痛快なくらいな「ハードロック」だった ここもやはりボーカルが良かった なんていうかいかにもロックにぴったりなブーストがかかった伸びやかな声で歌い方、ギターのスタイル、そして演奏しているときの(なんかちょっとダサさもあって)アクションが本当に「80年代」を思い出させた 「いやあ~こういうバンドあの頃は居たよなあ~」 そうそう「イカ天」があった頃だ
なんだかノスタルジックな気分になりながら気持ちよく彼らの演奏を見ていた
そして今日最後に登場したのはペンギンハウスへは2度目 やはりg/vo , b , ds の 前橋を拠点に活動している3ピースバンド なれのはて
彼らの演奏はもう気持ちのいいストレートなR&Rだ 雰囲気は今度は「60年代」だ ここのg/vo のアッパーなパフォーマンスは見ていて本当に気持ちがいい そしてこのボーカルもすごいのだ
とにかく口がデカイ!(笑) その声はちょっと人間離れしている あえて似ているボーカリストを探すと僕の知ってる範囲では「有山淳司」かな・・・ただ有山にはないコントラルなボイスも使い分ける このインパクトもすごいのだ 今日外はこちらのライブに喰いこんでくるような太鼓や鐘の音が街を占拠していたが・・・ここペンギンハウスではそういうものを軽く跳ね飛ばす素晴らしいボーカルが響いていた 今日もやっぱり・・・勝った!