今日のペンギンハウスライブの出演者は全員弾き語り そして全員今年歌い始め
最初の演奏者は女性でギター弾き語りの Behring だ
もうずうっと長く毎月一回のペースでペンギンハウスに出演し続けている彼女のライブは一見ロマンティックなラブソングのように聞こえて実は人生の辛酸をするどく描いているような歌が多い
そんな彼女のMCはいつも飄々としているのだが、今日は初詣で家族で引いたおみくじが「吉」「小吉」「末吉」だったそうで、それの順位がよくわからなかった・・・というのどかな話しなのだが、歌はちょっとヒリヒリするような味付けになっている 最後は彼女の3枚目のシングルに入るという「サイレン」で終了
2番目の演奏者はやはりギター弾き語りの 小川剛 だ
最近の彼のロレードマークのSSSのパーラーギターがなんだかちょっと前よりも小さく見える 僕が思わず「小川くん・・・太った?」と訊ねると「へへへ、正月でしたので」 という答え・・・そうか、僕もだ(笑)
今日の彼のナンバーは最初の3曲をカバー それも「スマイル」「時代は変わる」そしてレノンの「マザー」・・・すべて彼の歌詞がつけられている なんだか今日はテンションが高い(?)
オリジナルになってもちょっと高めのテンションのまま・・・そして「僕の大好きな」と告げてから歌う「おはぎの歌」・・・そうか、おはぎ食べすぎたのかな(笑) 最後もよくやっている曲だったが、いつもよりテンション高かったなあ
そして3番目は 2人組ユニットの スギナミガールフレンドフォーエバー だ
ただし、今回は相方のイノッチ(vo/sax)がお休みでワカバヤシ(g/vo)のソロ演奏だ
彼らのスタイルってどちらかといえばポップとかもっと極端に言ってしまえば「フォーク」みたいなところなのかも知れないが、ワカバヤシのギターはつねに歪みながら爆音だ そしてマイクに噛み付きそうな勢いで彼はいつも全力で歌う 今日はとくに烈しかった ギターを弾きながら身体を大きく揺すって海老のように反らしながら思い切りのパフォーマンス いやあ・・・ほとんど「パンク」だなあ
そして・・・烈しいといえば今日最後の演奏者 そして弾き語り 鈴木知文 だ
テンションといえばこのシンガーのテンションはそれはもう尋常じゃない しかし、彼の曲には共通して流れているようなコミカルさがありそして優しさがある だから彼の怒りの言葉も「何がロックだ!それでロックか!・・・」と言っておいて「俺の眉毛を・・・この濃さだろう これがロックだ!」と締める
なんだか落語の人情話しみたいなのだ だから彼の演奏を観ているといつもなんだか元気になってくるのだ
実は今日、今月末の仲田修子ライブのリハを昼間やって「くたくた」だった僕に出演者全員がいいカンフルになってくれた 知らないうちに疲れが・・・どこかに行ってしまった(笑)
高円寺ライブハウス ペンギンハウス