ブルージーに余波更ける   20日

今日最初の出演者は、なんと数年ぶりにペンギンハウスで復活演奏というStay Blue メンバーは地味KENこと中尾とドラゴン板谷の二人 この顔ぶれは僕も懐かしい・・・と言うよりは地味KENとはもう35年近くの旧い付き合いなのだ おっ!すごく久しぶりに聴く往年の名曲(?)「尻軽女のBlues」ははは地味KEN節は相変わらずだなあ 客席を埋めるのも彼らと同世代、というか同級生(らしい)のオーバー60の面々 なんとなく「同窓会」の雰囲気も漂わせながらのライブはいい雰囲気だったしお二人の演奏も長い付き合いとキャリアを感じさせるまさに「いぶし銀」・・・いいライブでした せっかく復活したんだからまたちょくちょくやって欲しいね

2番手は・・・そういえば今日は男性ばかりだが「男の中の男」といえば・・・言われたくないか(笑)このユニット ウシトラの登場だ パーカッションのジイは病み上がりだったらしいがパワフルなのはいつもどおり・・・ん!それでもちょっと大人しかったかな 今日も気の合ったアンサンブルを聞かせてくれた ボーカルのカタヒラもちょっと疲れが溜まってると言いながらも気合の入った演奏で締りのあるウシトラ世界を作ってくれた オーバー60にもウケてたよ!

3番手は風雲児 華村灰太郎 今日もやんちゃな灰太郎節はスタートから全開だ 勢い余ってちょっとはみ出すところもありつつもその強力な足腰は滅多なことではよろけない スピード感溢れる曲も、意外なほどメロウなバラードも灰太郎節なのだ それにしても、今日始めて知った 彼のナンバーの「スプーンとストロー」って・・・そういう曲だったのかあ(笑) 最後はウシトラのジイが参加しての演奏 これもいいね

そして男の世界の最後を飾る・・・のはIGNORANTSのボーカリスト上村秀右 今日はビンテージのフルアコを抱えての弾き語り 一人でも彼の世界迫力は少しもやせ細りはしない むしろ限定された部分だけ凝固したその迫力は凄まじい! 最初のボトルネックを使ったブルースから皆がやられてしまう あのJimy Reedの「オネスト・アイ・ドウー」 僕は大好きだ! そして最後のあたりでは店がひとつになって、アンコールでは弦を3本も切った秀右にギターを提供した灰太郎、そしてハープで参加したドラゴン みんな素敵だ!

・・・高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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