エビからタコまで

いえいえ、別に寿司屋のお品書きではない 今日のイベントライブのタイトルは「Steppin’ Out」という この言葉の意味はあとでわかるので、さっそくライブのレポートに行こうか
最初の出演者はその「Steppin’ Out」を企画した新城ヒデキ&トラブルメーカーズだ 新城いわく「たまには家にばかり居ないでライブ観に行こうよ」という掛け声がタイトルになったという そして、トラブルメーカーズはその掛け声に応えた人を少しも裏切らない 新城のギター、美徳のベースそして海老沢のドラム・・・それぞれが単体でど凄いプレイヤーなのにそれが三位一体になったときは×3なんてもんじゃない 本当にまだ今日のイベントの出だしなのに 気迫たっぷりの演奏はスタートから完全に客席をマックスに持っていってしまった

そして、次のバンドが登場・・・おや?ドラム席にはまた海老沢が座っている そうなんだ このバンドHOTNUTSのメンバーでもある彼は連続してドラムを叩く あんなパワードラマーなのに体力は大丈夫か? そんな心配は余計だった 彼のどすんと腰の深いノリのドラム、そしてベースにパーカッション そのリズム隊に乗ってボーカル&ギターのカズは最高のパフォーマンスを見せてくれた スタートの曲はあの小坂忠の名曲「機関車」 この曲、前にも言ったけど彼が歌うとまた一段と味があっていい すごくブルージーでメロウなギターに乗って彼の歌は本当に艶やかでブルージーで・・・おまけにいい声だ うらやましいよ!決して烈しくはなくそれでいて客席を深~くのせてしまう いいバンドだよ

そして、3番目に登場したのが、ペンギンハウスには初登場(?)のザ・コブラハイというバンド 僕も未知数のバンドなのでどんな感じの演奏になるのかな 見た目の(ごめんね)ゆるーい感じはその第一声というか音で見事に裏切られた まるでJohn Lee Hookerのような泥臭いブルース調な曲からソフトなバラードそしてちょっとパンキッシュな曲まで・・・なかなか懐が深いと思わせる ただ、初登場のせいかちょっと緊張してたかもね 次回にはもっとあの「ゆるーい」感じが出てくるときっともっとすごいだろうね 楽しみだ

そして最後に皆の期待と思い入れを,たっぷり背負って登場したのは 今や人気ナンバーワンの  たこボーband  そう「エビからタコまで」とは最初の海老沢からたこボーまでと・・・これはたこボー自身がMCで言ったのだがうまいことを言う(笑) そしてみんなの期待どおり、今夜のたこボーbandも最高だった そういえば8月以来久しぶりだったのだ 待ってたぞ!いやあ、あの鋭くそれでいて羽のように軽やかに舞うギターは健在だった みんながたこボー節に酔いしれる ベースのリュウヘイは演奏中に爪がはがれ血だらけの指でにこにこ笑いながら演奏していた すごいバンドだ そしてラストの曲が終わるともちろんアンコール こんな大声のアンコールは久しく聞いてなかった やっぱりたこボーbandはすごいや そしてほかのバンドもみんな最高!そして、こんなゴキゲンなライブを企画した新城さんも最高! もう寿司奢っちゃおうか・・・何がいい?・・やっぱり

・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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