今日は「文化の日」だったらしい そうかあ、それで昨日のニュースで文化勲章の話とかやってたのだ まあ、文化といえば日々文化を生み出し続けている(はず)ペンギンハウスにとっては日常茶飯事なのだがね ははは
今日は5組の出演者があった 最初の演奏者はFooloiN 前回もそうだったが、いつも忙しそうな彼は本番ぎりぎりにペンギンハウスにやってくる 今日もスタートの5分前だった(笑) 慣れてないと心配になるが、僕は彼のこういうペースにはすっかり慣れてしまった 店に着くとすぐギターをケースから出してケーブルをアンプにつなぎ、ちょいちょいとセッテイイングするともう演奏が始まる 「いやあ、最近全然練習してないのでこのステージが練習代わりでして・・・」などと言うがどうして、ちゃんとした演奏を聴かせてくれる 今日もそういった曲を淡々と演奏するとさあっとステージから立ち去る・・・Foolim=風鈴のように?
そして、2番目はお馴染みの泥窪 ところが、今日の彼はいつもと違っていた 毎回必ず弾いていたGIBSONのセミアコではなくアコーステイックギターをそれもマイク録りで演奏した さすがに急遽持ち替えたのでまだ慣れないところは多々あるようでまたあまり鳴らないギターなので弾き辛そうだったが、この演奏がよかった!僕は前から泥窪にはアコギのほうが似合ってるんじゃないかと思ってたが実際見て確信した 彼のどちらかというと内面性を重要視する曲と歌い方にはやはりアコギの奥の深い音が断然と似合ってる!今日は泥窪のいつもの曲が数段こちらに迫ってくるような気がした 泥窪がんばれ!アコギのことなら僕が教えてやるよ(笑)
さて、次はペンギンハウスには2度目の登場となるザ・プレスターズの演奏だ ボーカルのロンを中心にしたこのユニットは前回もそうだったが、宇宙の神秘や精神などに関わるテーマを歌ってる 今回もマヤ暦や般若神経の一説が出てきたり・・・相変わらずマジカルな世界を追求している 今回はドラムのブルース船長だが・・・帽子にマスク・・・誰? ああ、風邪ひいたのか お大事に
その次に登場したのはギター&ドラムのツインユニット 生まれつき髭の濃い人たちへ だ 彼らの演奏は言い方によってはギターとドラムがシンプルなインストナンバーを次々とやる・・・と大味なイメージを抱きそうだが、彼らの演奏は実に多弁だ 本当に2つの楽器が濃密に絡みながらすごく中身の濃いお喋りをしているようで・・・情報量がすごく多くて濃い!そして楽しいのだ 今回は最後のドラム連弾はなかったがとにかく客席を充分に楽しませてくれた インストだけでこういうユニットも意外と少ないんだよねえ
そして、楽しいといえば最後に登場したローライフサーファーも本当に楽しませてくれる 充分な説得力と迫力のあるボーカルとサックス、見かけによらずハードで凶暴な(笑)ギター、すごくタイトで重量感のあるドラムとベース・・・それらが一体となって送り出す音がレゲエやソウルやハードロックや・・・色々な色彩を巻き込みながらすごく強靭なあや織りのベルトのようになってみんなをぐいぐいと引っ張って行く なんか日本のライブハウスじゃないようなすごい濃い世界がそこにはあった 引きずられながらみんな必死にしがみついている このスピードと勢いに振り飛ばされないように・・・必死になりながら皆の顔が無茶苦茶嬉しそうだ さあ、アンコールだ 振り飛ばされるなよ~!
・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった