それぞれの1年 20日

もう12月も今日から「下旬」に入った そういうわけで出演者も今年最後の顔ぶれが多い 今日の出演者は全員今日が今年最後のアクトだ

では今日20日(火)のライブレポート

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者は山田宏樹

彼の音楽はいつもジェントリーなギターにボーカル・・・しっとりとした穏やかな曲調に定評がある 今日も前半はエレキのファイアバード、後半はアコギに持ち替えての演奏

聴きながら僕は「おや?」と思った 今日の彼のボーカルが何だかものすごく力強いのだ

決してラフに歌ってるのではない いつもの柔らかな声と歌い方なのだ それなのに声がぐいぐいと前に出てくるのだ 今年もずうっとコンスタントにペンギンハウスに出演してきた彼・・・

なんか今までの繊細さにもう一味加わったような・・・来年も楽しみだ!
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2番目に登場したのは三浦陽子+内田典文
インプロ系ピアニスト三浦陽子 世界を股にかけ活躍する彼女のピアノは日本的な静寂感もあり涼やかだ そこに孤高のベーシスト内田典文がときには三味線も抱えて加わると どこにもなかった世界が現れる

三浦はつい最近も海外へ演奏ツアーに行ってたそうで本当にヨーロッパなどではかなり名前を知られたピアニストなのだ 今日もマレットでピアノの弦を直接叩いたり擦ったりと本当にクリエイティブなプレイを見せてくれた そこに内田のまたプログレッシブなベースと三味線が絡む

今年も本当に精力的な活動を続けてきた二人
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3番目に登場するのは伊藤悦士
アコースティックギタリスト ブルースやラグタイムを基礎にしたそのプレイは決して派手ではないがゆったりと心に沁み込む

じつは「パンクバンド」のギタリストをやっていたというとても珍しい経歴を持つ彼・・・その昔の彼のバンド時代の音を聴く機会があった 本当に素晴らしいギタリストだ

その彼はちょうど一年前からここペンギンハウスでアコギのブルースやラグタイムやジャズに挑戦している そのプレイはこの1年でもものすごく進化して広がっている 正直僕が一番恐れているギタリストだ(笑) 来年もいいプレイ 期待してますよ!
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4番目に登場するのは大濱吾朗 ブルースハープもピアノもギターも素晴らしい彼は「エンタテイメント」をすごく意識したステージをつねに心がけてきた そして月に3回ずつというヘビーローテーションをやってきた彼 スゴいのにまだ伸びしろを持っている

今日は今までやったことのない曲をずいぶんと披露してくれた まさかのあの超有名なあのバンドの超有名なあの曲まで・・・そしてミスタッチまでネタにしてしまうしたたかさ・・・このプレイヤーはまた来年も「台風の目」になりそうだ
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そして今日最後の演奏者はMΛNTRΛ
ミ ヌマ(g)シラコ(per)じゃいあん(b)・・・ この「鉄板」な3人の編成が今年下旬になってアクシデントに見舞われた パーカッションのシラコが怪我・・・それも掌の骨折でプレイが出来なくなっているのだ

そういうわけで今年最後の彼らのライブもミヌマとじゃいあんのDUO になった

でもその穴を埋めるようにこの二人でのコンビネーションはものすごく緻密でそれでいてダイナミズムも持ち合わせて聴き手を充分に楽しませてくれた

そんな今年の最後のステージでベースのじゃいあんが僕に意外なオーダーをしてきた

今まではベースアンプからの生音だけでやってきた彼が、今日はアンプを通さずにラインで直接卓からベースの音を出してほしいとのこと

これは責任重大だ!何しろ「出音」には人一倍こだわる彼のこと・・・ちょっと焦ったが、ぎゃくに今年最後のMΛNTRΛのサウンドは僕の肩に大きくのしかかってきた

それでもいい音に出来て僕も満足! そしてもうひとつ嬉しかったのは彼らのレパートリーの中で僕が一番好きな「ミス・ニューオリンズ」をやってくれたことだ

そういうこともあって今日のオムニバス動画はそれぞれいつもより長めです みんなのそれぞれの持ち味をなるべく見て欲しかったから

とにかく皆さん 今年もありがとう お疲れ様でした! 来年もよろしくです
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今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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