歌うということ 3日

満月は昨日だったのかな? 残念ながら僕が店を出た深夜の高円寺の空は雲がかかっていて何も見えなかったけど・・・では今日のライブレポート

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者はtoyosick 彼のステージの構成や演奏するときの所作がいつもいいなあ~と僕は思っている とくにマイクワークに関してはもうパーフェクトだ 元々声もクリアーでよく通るほうなのだが、SHUREのSM-58の特性をちゃんと分かってて マイクに対する角度も距離も理想的だ ボーカルをやる人はぜひ彼のマイクワークをお手本にしたほうがいいと思う だから無駄がなくクリアーに彼の声は聴き手に届く ギターのフレージングや音色にもとても気を使ってるのがよくわかるんだ

2番目に登場したのは藤井美陽 最近彼女の表情がとても明るくなってきたなあ・・・と思うのは僕だけだろうか すごく美しいソプラノに近い声で繊細に歌われる彼女の歌 でもPAをやっている僕は知っている その声が実はすごくしっかりと芯があって力強いということを マイクへの乗りがすごくいいのだ だからリバーブが奇麗にかかるんだよね それにしても彼女の歌の歌詞にはよくドキっとさせられる 今日の歌にこんな歌詞があった
「煙突から昇るのは・・・かつてあなただったもの・・・私だったもの」

3番目に登場するのはヤスイ(ベースソロ) そう、今日の「目玉」と言ってもいい もちろんヤスイはあの「安威俊輔」のことだ なんと40分間ベースのインストだけ 歌も歌わないしルーパーなどのエフェクトも一切使わないということだ そこで僕も彼の意志を尊重して今日はリボンコンデンサマイクを使った コントラの鳴る空気感も忠実に出そうと思ったからだ そして演奏がスタートした・・・驚いた!ウッドベースがこんなに「歌う」ものだとは・・・それはもちろん安威くんだから出来ることなんだろう ジャズスタンダードから彼のバンド「ミックスナッツハウス」の曲まで・・・いい声でベースが歌っていた

そして今日最後の演奏者はジ・アナトミアズ

いつも彼らの演奏を見ているのに僕は今日はじめて気がついた 普通ギターとドラム・・・この編成だったらドラムがリズムをキープし、ギターが歌う・・・が常識だと思ってた ところが、彼らは違うのだ 歌ってるのはヤマグチのドラムなのだ マツイのギターはそれに色彩を加えてゆく・・・そういう役割をやっているようだ リズムが少しずつ微妙に変化してゆく ドラムが・・・歌っている

今日のオムニバス動画です

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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