僕が20代前半の頃、たくさんのレコード(当時はアナログのLP盤)を持っていたがそのほとんどは洋楽のそれもブルースがほとんどだった
日本のものというと当時の僕の周りにいたミュージシャン「高田渡」「シバ」「友部正人」などのものくらいだったが、1枚だけ毛色の違ったアルバムを持っていた
それがここに紹介する「若き日のディック・ミネ」だ
彼の名前も今の若い人は知らないと思うが、戦前から戦後に活躍していた歌謡曲の歌手で「人生の並木道」なんてヒット曲がある
そんな彼がまだ太平洋戦争の気配も無かった昭和11年に「テイチクレコード」に吹き込んだ「ジャズ曲」を集めた復刻アルバムが72年ごろ発売されたのだ 僕は最初そのアルバムの紹介をラジオで聴いた それを聴いてもうびっくりしてすぐレコード屋さんに飛んで行って手に入れた それがこのアルバムだ
ここに収められた「ジャズ曲」とはジャズだけでなく、ラテン、タンゴ、シャンソン・・・などのすべての洋楽が含まれている 当時は洋楽をひっくるめて「ジャズ曲」と呼ばれていたそうだ
彼以前にも「ジャズ曲」を歌う歌手は何人か居たのだが、その本場仕込みの英語っぽい発音と日本人離れしたフィーリングに当時かなう歌手は居なかったと思う
それではYOU TUBEにあがっていた何曲かを紹介しようと思うがまず最初はこの曲
注意して聞いて欲しいのはイントロに流れるハワイアン風のギター・・・これはミネ自身が「ドブロギター」を弾いてるのだ(当時の日本ではまだ誰もやっていなかったらしい)
明日も紹介しますね!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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