ユーモア#02

わたしは俳句を作る。

「俳人」である。

こうして横並びに書くと「人非人」と読める。

これが大事である。

「人非人」が世の中を見るにつけ眼線は世の中より下であるから、

その表現は「下から眼線」である。

どこか屈折して、歪んでいて、婉曲である。

むかし俳句のことを「俳諧」と呼んでいた。

こうして横並びに書くと「人非人」が「皆で言葉遊び」をする、と読める。

これも大事。

「下から眼線」の集合体である。

私のいうユーモアは、こうした、ゆがんだ表現の「屈折マカハラシタ心境」なのである。

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