わたしは俳句を作る。
「俳人」である。
こうして横並びに書くと「人非人」と読める。
これが大事である。
「人非人」が世の中を見るにつけ眼線は世の中より下であるから、
その表現は「下から眼線」である。
どこか屈折して、歪んでいて、婉曲である。
むかし俳句のことを「俳諧」と呼んでいた。
こうして横並びに書くと「人非人」が「皆で言葉遊び」をする、と読める。
これも大事。
「下から眼線」の集合体である。
私のいうユーモアは、こうした、ゆがんだ表現の「屈折マカハラシタ心境」なのである。