俳句#13

身に赤の点滅警備員の聖夜  という誰かの句。

電気ドリルが土をうがつ。

夜の照明に映える土の鮮しさ。

工事現場に昼も夜もない。

その警備員のユニフォームには小さな赤の光が点滅している。

まるで聖樹のようだ。

遠くで酔払いが叫んでいる「メリークリスマス!」

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