怒れ!若者      2日

今日のペンギンハウスはすべて弾き語りの若手のミユージシャンばかりのライブだった このところ「おやじ」が続いたから(笑)久しぶりにイキのいい若手の演奏を見ると刺激がある・・・が、少し疲れたりもする 僕も・・・おやじだから(笑)
さて、今日の最初の出演者は最若手とも言える月になっての登場 今回もまたあの妙な眼鏡でのパフォーマンスとダンス いつも楽しませてくれるが、その衣に隠れたアングリーな部分を見逃さないことだ 延々と長いラップ調のセンテンスだが非常に研ぎ澄まされた「現代詩」だなこれは まあダンスの映像を楽しむのもいいけど・・・一度現場を観に来てほしい

次に登場したのは一人涙 このところ演奏やパフォーマンスがどんどんパワフルにアグレッシブになってきて本人も「ロックやりたいです」みたいなこと言ってたが今日の演奏なんかちょっと鬼気迫るものがあった 烈しく動くとギターのジャックが抜ける・・・慌てて元に戻すときの仕草はやはり穏やかでちょっとおっとりした彼なのだが 同じ曲をやっても表現法がずいぶん変わってきたな 彼もかなり若い これからまだまだ変化してゆくのだろう 今日は最後の2曲を友人のギタリストに手伝ってもらってカバーを2曲やったが、なかなかよかった

その次に出たのはINISIEまあ彼もどちらかといえば「若手」だよね 今日の彼はいつもに増してアグレッシブで過激だった 最初の曲ではギターのエフェクターの調子が悪くて苦労しながらも彼の勢いは少しも失せなかった ガシガシと踏んでいるうちについにエフェクターがぶっ壊れた 彼の「怒り」もそれとは関係ないがマキシムに盛り上がる そして最後は本当に絶叫する「私たちが望むものは」 演奏終了後本当に力尽きてしゃがみこむ・・・そのパワーは何に向けられたのだろう!

そして、最後に登場したのは松浦健太 怒れる若者の言葉を歌という形で表現し続ける彼のスタンスはいつも揺るがない それは今に始まったことではないことが今日はっきりした 彼が21歳のときに作ったという歌が本当に現代を鋭くえぐっていて素晴らしかった そして、現在27歳の彼が作った「She is Comin’ Back」ここへ繋がるわけだ 今日はどちらかといえば「怒り」で繋がったような一晩だった いいよ、怒れ若者よ 本当に酷い時代なんだから オヤジも怒っているのだから

・・・高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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