さて、「ピーター、ポール&マリー」についてのあれこれ
まずプロフィールから
「背の高いブロンド(トラヴァース)、陽気なやつ(ストゥーキー)、そして見た目の良い気のいいやつ(ヤーロウ)」を揃えた「スーパーグループ」をイメージしたマネージャー、アルバート・グロスマンによって生み出され1961年に結成 ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウス「ビターエンド」に出演 ここはフォークソングを聴くには人気の店 ここで一気にブレイク 知的で上品な風貌の3人特にボーカルのマリーの「ちょっと強そうな美人」といったところが多くのファンを掴み、一躍フォークソング界のスターになった ピーターとポールの絶妙なギターのコンビネーションそれに3人のコーラスの美しさ 誰がリードボーカルを取っても素晴らしい・・・旧いトラッドも現代的なセンスで演奏してしまう
時代が進むにつれて彼らのスタイルも少しずつ変化してゆきます
アコギ2本というスタイルにも囚われることなく(ライブではそのスタイルは崩さなかったが)レコーディングではその当時としては革命的だった「ロックスタイル」も取り入れていきました あの有名なボブ・ディランがニューポートフォークフェスティバルに、エレキギターを持って登場した際、観客から大ブーイングを受けた事件のときにそれを一生懸命に執り成したのはピーターでした
それから彼らは、その当時あまり有名で無かった多くの若手ミュージシャンの曲を積極的に取上げます 前回紹介したボブ・ディランのほかにも「ジョン・デンバー」の「悲しみのジェットプレイン」「ローラ・ニーロ」の「And When I Die」「ゴードン・ライトフット」の「アーリーモーニングレイン」なども取上げ、その後の彼らの人気が出るきっかけにもなっています(後半へ続く)
高円寺ライブハウス ペンギンハウス