そして、ここからはいよいよ本格的ブルースマン それも「ミシシッピ」「テネシー」「ルイジアナ」などもっとも泥臭いブルースが生まれた地域からの演奏者が登場します
まず最初はミシシッピ州ヤズー郡ベントニアに生まれのこの人
「スキップ・ジェイムス Skip James」・・・本名はネヘミア・ジェイムズ( Nehemiah James )です
彼は戦前の1930年に「デビル・ガット・マイ・ウーマン」など17曲を録音しました。しかし、その後、教会の説教師になり、ブルースの世界から足を洗ってしまいます。1964年に再発見されて、ヴァンガードなどに吹き込みを行なったりフェスティバルに出演しました だから「ブルース・アト・ニューポート」に収められてる彼の演奏はまさに「再発見」された直後のものだったのです
彼が再発見されあちこちで演奏を行うとそのスタイルのユニークさと独特のサウンドに注目を浴びました
まず声・・・まるで女性じゃないかと思うほど高いファルセットボイスはほかのブルースマンには無い独特のスタイルです そしてギター 重みのあるそしてびっくりするほど表現力のある彼のギターは30年代のときから注目を集めていました
高いファルセットボイスと低いキーでチューニングされたギター、このコントラストが彼だけの独特のブルーススタイルを生み出しました
そしてこのギターについては様々な憶測が出ました
高円寺ライブハウス ペンギンハウス