ギターギター 75

シカゴに出て音楽活動をはじめたマディ・・・そこには先人の「ビッグ・ビル・ブルンジー」「タンパ・レッド」「サニランド・スリム」などがつけた轍がすでにありました

それを吸収しながら彼は次第に自分のバンドを組み立て始めます

ギターに「ジミー・ロジャース Jimmy Rodgers」ハープに「リトル・ウォルター Little Walter」など素晴らしい才能を持ったメンバーが次々に集まってきました

最初マディは所属レーベル「アリストクラート」の方針でソロギターにベースだけ付いた編成などで録音をしました それは後に「チェスレコード」になるこのレーベルのオーナー「レナード・チェス」の方針でした レナードはミシシッピデルタスタイルをアンプリファイアードさせただけのマディのギターはその頃多くの黒人たちがミシシッピからやってきていることと深い親和性があると感じ「これは金になる」・・・と判断したようです

事実、マディのミシシッピデルタ丸出しのギターは当時のシカゴの黒人街で圧倒的な人気を生み出し、先日も触れたようにそれ以前の都会性を売り物にしていた「ビッグ・ビル・ブルンジー」たちのスタイルをあっというまに時代遅れにしてしまいました シカゴにはマディのあとにも「ハウリン・ウルフ」「エルモア・ジェイムス」「サニーボーイ・ウィリアムソインⅡ」などミシシッピの匂いをたっぷり持ったブルースマンたちが次々と押し寄せ「シカゴブルース」の黄金時代を創り上げました

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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