ギターギター 94

BBキングが彼のスタイルを完全に確立し、そしてもっとも脂が乗ったのは60年代に入ってからだと思います もうこの時期にはギターもあのBB節といわれるようなものが絶頂期に入っていますね そして、黒人の聴衆にも最も受けていた・・・つまりブルース全体が「最後の輝き」を放っていた時期でもあると思います じつはブルースはすでに退潮の時期に入っていて、シカゴのマディ・ウォーターズたちも次第に仕事がなくなってきてヨーロッパなどでの白人の聴衆をメインにした活動になってきていました ブラックミュージックはすでにR&Bから「ソウル」にその主流は移っていて、「サム・クック」「オーティス・レディング」「ジェームス・ブラウン」などが人気の頂点に上り詰めていった頃・・・

その中でBBだけはまだ、黒人大衆からの支持を集めていました その頃の彼のベストではないかと思える64年のシカゴの「リーガルホール」でのライブをお聴き下さい 司会者が「キングオブブルース!B!B!キ~ング!」と叫ぶと客席からは「キャーッ!」という黄色い歓声が・・・まさに黒人たちの間で間違いなく彼はキングでした

次のこの曲ではもうギターのイントロだけで「ギャーッ!」という金切り声というより雌たけびが起こります 私はギターソロだけでこれだけ女性ファンを熱狂させてしまうギタリストを他に知りません

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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