振り返ると 19日

さあ、2019年も今日を入れてあと2週間を切った いろいろな「カウントダウン」が始まってるのかもしれないが、ここら辺りまで来るとついつい今年を振り返ってみたくなるのは僕だけじゃないよね では今日19日(木)のライブレポートを

最初の演奏者は太田平洋 多分今ペンギンハウスにレギュラーで出演しているシンガーの中で一番若いと思える彼・・・ペンギンハウス出演歴はもう2年目に入ったが、今年の最後にまたスーパープレイを見せてくれた それは次々と繰り出される「新曲」・・・ なんでもこの一週間くらいで次々と出来上がったらしいが(それ自体驚きだが)、どの曲も彼の今までのレパートリーの中には無かった新しいスタイルを持っていた 最初の曲で繰り返し使われた「応答願う・・・」という言葉 ある曲では全く意味不明の呪文のような「ウンダバリラローク」という言葉が繰り返し出てきた そして黒猫と「青い猫」が出てくる曲はマイナーコードでジャズっぽく・・・ どうしたのだろう!? 今年の最後に来てこの若いシンガーは大きく「化け」始めた! これは来年が楽しみでしょうがない

2番目はSHOTGUN BLADE もうペンギンハウスにはずうっと出続けてくれているこのシンガーはまるでケヤキの大木か何かのようにどっしりと大地に根を張ってまるで動かないみたいだが、実は着実に歩き続けているのだ もう8年近くずうっと彼を見てる僕が言うのだから間違いないと思うよ 言葉では「とぼとぼと・・・歩く」と言ってるが、その動きはまるで壮大なのだ 来年も「とぼとぼと」と言いながら着実に動き続けるに違いない

3番目はイノリカツヒト 今年もペンギンハウスに新たに登場したミュージシャンが多く居たが、その中でも彼の登場は劇的だった とにかくアコースティックギターを使ってありとあらゆる可能性を追求して表現し続けた彼 同じアコギ弾きの僕にとってはこれだけ刺激的なギタリストは滅多に出会ったことがない まさに戦前のブルースギタリスト「タンパ・レッド」に付けられた称号「ギター・ウィザード」・・・「ギターの魔術師」という意味だが、その言葉をそのまま彼に送りたい 来年も楽しみなのだ

4番目はホ ソロのときはこの名前で活動している彼「ホリエ」は、「Bore Roar」というバンドでも活躍している その時はエレキの「ムスタング」をまるで機関銃のように操り爆音を立てるのだが(笑)、アコギでは同じ曲をやってもニュアンスが大分変ってくる でもそれ自体をすごく彼が楽しんでるように僕は感じる 来年はまたバンドでも暴れてくれるんだろうなあ~ 楽しみにしてまっせ!

最後の演奏者はTelepathic Swinger このところちょっと「お休み」していた彼らが、今年の終わりに久しぶりに出てくれた 彼らの音楽や演奏って本当に無駄なものや飾りを一切そぎ落としたものなんだけど、なぜか僕は彼らの演奏を聴いてると自然に身体が動くのだ これだけ「ダンサブル」なグルーブがどうして出てくるのか?・・・ 今日初めてその理由がわかった! リーダーでもあるギターボーカルの「フキ」の歌い方自体がほとんどパーカッションのようなのだ このバンド全体がすべてリズム楽器なのだ! 今年の最後に彼らの演奏が観れて本当にラッキーだった! 来年もよろしくお願いしますね

今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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