アド街ックが来た!     19日

さあ、散々宣伝したけどついにペンギンハウスに「出没!アド街ック天国」の取材が来た! 撮影チームがやってきたのはスタートちょっと前の7時20分ごろ そしてスキンヘッドのちょっと強面のカメラマンが大きなカメラを入り口付近にセッテイング 7時30分ちょうどにライブはスタートした トップの演奏者は東京セッションだ

今日の東京セッションはいつものアコギ2本の2人組ではなくドラムが入りホシカワがベース、マツイがエレキギターという編成だった いつものようにリハを見ただけでは彼らの演奏は予測不可能 今日は初めてのパターンだしうまくいくのか・・・一瞬不安がよぎる しかし、いざふたを開けてみればやはりいつもの東京セッションはちっともブレてなかった むしろドラム(すごくいいドラマーだ)が加わったことで二人の「線」から3人の「面」になるというか、奥行きと自由度が増す分だけいつもより彼らの演奏はさらに自由にパワフルに加速する・・・ホシカワの過激なパフォーマンスは今日も冴えまくっている さて、それを撮影する取材陣はどうだったか 事前のオファーではライブ中の映像を10~15分くらい撮影するという話だった ところがこのカメラマン、なんだか途中からノッてしまったようだ 入り口付近で構えていたカメラを肩に担ぐとぐいぐいとステージ前まで進み出る ちょうど東京セッションの演奏も佳境に入っている 烈しく叫びながら動くホシカワ マツイも予測不能なアドリブを連発する なるほど、これは映像的にも面白いだろうな カメラマンはカメラをパンしたり煽ったり動いたり・・・せわしない 気がつけば最初の話からはるかに長い30分近くもカメラを回している 最後は若いスタッフに「もう時間が過ぎてますよ」と言われてようやくカメラを納めた きっといい映像が撮れたんだろう 放映が楽しみだ 取材陣が去った後も東京セッションの熱演は続く 今日の客席はけっこう大勢のお客さんが詰め掛けている 最初からもう盛り上がっている

2番目の出演者はアコースティックジプシーパンクのHOWLING ROCK A GUERRILLAだ 今日はvo/ag,b,カホン、ジャンベ、マンドリン、コーラスの6人編成 彼らの音楽はフラメンコやジプシー音楽をベースにしながらそこにパンクっぽい社会的メッセージをのせて表現する とにかく威勢のいいむちゃくちゃキレのいいリズムの固まりがどお~んと押し寄せてくる気持ちよさがたまらない アコーステイックな音がこれほどの迫力で迫ってくるのは彼らぐらいかも知れない とにかくいつも気持ちいい素敵な演奏をいつもありがとう 来年もぜひよろしく!

そして3番目の登場はいよいよたこボーbandだ 今日も多くのファンというより支持者が駆けつけてる 今日のメンバーはたこボー(g,vo)リュウヘイ(b)オカケン(ds)顔ぶれ 最初からテンション上がってる そして演奏が始まる 客席も一段と盛り上がる すると・・・そこへさっきの「アド街」のスタッフが戻ってきた どうしたのかと思ったら他所でイマイチいい映像が撮れなかったらしくもう一度ここで・・・ということらしい ちょうど店は盛り上がり切っている さっきのカメラマンはもうカメラを担ぐとすぐにたこボーの前に進み出た それに対してたこボーは一切躊躇することもなく熱い演奏を続ける カメラマンはまたノッているようだ このペンギンハウスの一番盛り上がっている熱気をそのカメラが吸い込んでゆく これはまたいい映像が撮れた!僕は確信した こりゃあ29日が楽しみだなあ 取材陣はしばらく撮影をした後また去っていった たこボーbandの演奏はますます佳境に入る 客席の盛り上がりももうすごい!

そして最後を飾るのは宇宙から今夜も「コウエンテンプル=高円寺」にやってきた半バナナだ いつものように「王子」の宇宙服を着て「半バナナ」のテーマから・・・その前のたこボーbandが嵐のように客席を吹きまくったあと、月面に花を植えるように彼らの穏やかで優しい侵略作戦は今夜も客席にゆっくりと浸透してゆく 思えば今夜はそれぞれの出演者がそれぞれ違うやり方で聴き手を楽しませてくれた みんな違ってみんないい・・・ああ、これはイワサキチヒロだったか 本当に素敵な演奏者ばかりだ 「アド街ック天国」がどんな紹介をしてくれるかはわからないけど、このペンギンハウスで夜な夜な素敵なライブが繰り広げられていることを少しでも伝えられたらいいな
ステージでは半バナナが歌ってる「ま~んかいだね 若さが満開だね~」みんなも歌ってる

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜は・・・

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