さあ 初日!       5日

昨日のメンテナンスは掃除や床のワックスがけなどの作業に、僕はPA機材のメンテナンスや清掃修理などを行ったが一番大仕事は昨年一部撤去したステージ前の換気ダクトの残った部分を撤去する作業 これはさすがに独りでは無理だったので手伝ってもらってやっと降ろせた 撤去してみるとまず見かけがすっきりした そして、音はどうなったか・・・それを楽しみにしつつ今年最初のライブが始まった

今日、というか今年最初の出演者は吉田雄吾だ あの破壊的パワーを内在する男のステージでこのペンギンハウスの今年が始まった いつもと同じように烈しくギターをかき鳴らしそしてあの独特のインパクトのある歌い方で吉田ワールドが始まった ただ、今日の雄吾は前日風邪をひいてそれが喉に来てしまったそうでちょっと歌うのが苦しそう いつものロウボイスからいきなり裏声に急変化するところでちょっと声が引っかかるような感じになったり・・・本人もしんどそうだったが気力でカバーして・・・いやあ、充分に迫力の演奏だったよ 今年もよろしくだね

そして、2番目に登場するのは去年の最終日に「ららばいてりい&さっちん」というユニットで出演したてりいが率いる たたずみ というユニット 現代詩の朗読にてりいが狂言回しのように歌や演奏でからむという面白いスタイルで表現をする彼らだが、毎回スタイルや編成が変わる 今回はクロダのほかにオオエという詩人が参加 なかなか彼のゆるい感じの詩がよかった それにウータン(g,cho)タカハシマキ(アコーディオン、cho)の二人の女性が加わり今回はかなり音楽にウェイトを置いたスタイルだったが、それにしても語りのDUETなど面白い構成でまたまた今回も(テーマは高円寺)面白かった 今年も楽しみな集団だ

そして3番目に登場したのが華村灰太郎 それに福島ピート幹夫がサックスで加わる いつものリズムでごりごり押してくる灰太郎の世界にサックスが加わることでちょっとジャズっぽいテイストが加わっていつもと同じ曲が別の曲のように聞こえてくる スリリングなフリーセッションといったステージが続く ところで、ここらへんまでやってきて矢張りあのダクトを撤去した効果がはっきり見えてきた 特にボーカルの音の「抜け」がすごく良くなったのだ 反面ちょっと軽い感じにも聞こえるのでそこらへんはイコライザーで調整してと・・・うん、歌がくっきり分離して聞こえてくる感じだ やっぱり無理してでも外してよかった!

そして、今日最後の出演者は去年の最後を飾った西山正規だ 去年をまるで「なまはげ」のように締めくくった彼が今日は「獅子舞い」かな・・・ははは ちょっと二日酔いだったらしいが今日の西山も烈しく歌いシャウトしジャンプし動き回る それにしてもこの演奏を聴いてるとつい体がリズムにのってしまう 彼のすごいところはどんなに烈しく動いても無茶苦茶な弾き方でギターを弾いても決してリズムが崩れないところだ これは僕も大変リスペクトしているところなのだ それにしてもよく動く(笑) そのところはちょっと写真でご覧いただこうか なかなかどれを選ぶか・・・難しいのだよね

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった

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