火が出る?       9日

今日の昼間、今月の26日にある仲田修子ライブのリハがあった 今年に入って初めて・・・ギターを弾くのが・・・だ 今回は最近ずっとやってなかった曲とか一度も(僕は)やったことない曲とかがけっこうあって大変なのだ それにラップスティールも弾くし 初日にしてはずいぶん長く・・・4時間近くのリハとなった それでもやっぱりこういう作業は楽しいよね まあ、疲れはするけどね
さて、今日のライブの話に行こう 今日のトップは今回から名前を「一人涙」から平仮名に変えた ひとりなみだの演奏から始まった 「どうして名前変えたの?」という質問には特に意味はないとのことだ 演奏が始まる いつものようにドレッドノートのギターを少し高めに抱えて彼の歌は始まる 持ち前のハイトーンの声は今日も健在だ ひとりなみだ・・・ひとりのシンガーは本当はバンドがやりたいのだが、なかなか実現できない でも僕は彼のソロスタイルが好きだなあ 「ひとりロック」で是非がんばってほしいな 最後にやった新曲 よかった

次の演奏者は吐息という2人組ユニット 元々はソロで7~8年前に出ていたそうだが、今回はドラムを伴っての演奏 g/vo,dsという編成はここでは「ピーフラン」などがっそうだが僕はこの編成がけっこう好きだ なんかある意味で「スカスカ」なのがかえっていい味出すんだよね 今日の吐息もそうだった フランジャーやビブラートを多用してあえて輪郭をぼやかしたギターにさらにオブラートで包んだようなボーカル・・・なんか奥行きがあっていい感じだなあ なんだかちょっと眠たそうなボーカル・・・なるほど「吐息」っていい名前だ

眠そう・・・って言えば午後の陽だまりの中でうたた寝をしている時に聞こえてくるような歌・・・satomimagaeの創り出す世界ってそんな感じかなあ もうお馴染みになったどこかの街の騒音のようなSEとか、もや~っと聞こえて来る歌声とか・・・緊張の真反対にいるようでどこか張り詰めている彼女の歌には麻薬的~催眠的なところがある ひっそりとそこにあるのだが、つい耳を傾けてしまう 初めて聴くのになんだか懐かしい・・・そして、いつもとても端正なんだよね

さて、今日も最後の演奏者の番だ ここに登場するのは ひひひのひ さあて、どんな演奏を見せてくれるのか・・・僕も個人的にとても楽しみなステージだ いつも言ってるけど絶対に同じことをやらない彼の演奏は今日も恐ろしいくらいのオリジナリティーに溢れていた 大体何? あの途中でギターのプラグを抜いたかと思ったら何か得体の知れないものを取り出した ああ、どうやらそれはピエゾピックアップにケーブルを繋げて・・・そして、それで直接ギターの弦を叩く そこまではわかった だけど、あのアルミ缶みたいなあれは何だ ブリキのフタに輪ゴムを貼って・・・それで音を出す? この男の頭の中はいったいどうなっているのだろう 演奏が進む 新曲・・・これも無茶苦茶インパクトが強いものだった そして、最後の曲 今日のステージでしばらくはソロ活動を休むと宣言したひひひのひ(にっちとぼっつ、生半可は続ける)の演奏はいつもに増して烈しくて火が出るというより「噴火」のようなギターだった

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜は・・・

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