黄金の日々か    30日   

さて、いよいよ本格的にゴールデンウィークが始まった 今日30日(土)の高円寺は明日までの2002日間「びっくり大道芸」というイベントが開かれている 高円寺の商店街のあちこちでさまざまなストリートパフォーマンスが繰り広げられていた

そして今日のペンギンハウスライブでも実にわくわくするようなメニューが待ち受けていた

最初の演奏者はロックバンドの 9413 今日はg/vo , b , ds の3人編成

彼等は本当にここペンギンハウスライブでの経験を肥やしに着実にスキルを上げてきている 今日はおなじみの曲が多かったが「ダダダでバババ」「ベイビー アイ ラブユー」「アフターグロウ」と3曲を立て続けに演奏した 前の2曲は東北の地震と津波がテーマ、3曲目もそれにつながるような・・・テーマとしては暗いのだがそれを気付かせないようなうまいポップ的な処理がなされている素晴らしい曲ばかりだ 一見しょうもない外道を気取っているようで彼等の曲のスタンスはがっしりと足元を掴んでいる

そして彼らのストレートなR&R魂は今日の客席をおおいに沸かせていた
005011008010022

そして2番目はちょっと久しぶりの登場の Ken,Kazz&Keiichi はKを頭文字に持つg/vo , b , ds 3人のロックユニット

g/vo の松岡のギターはサザンロックのような香りがする粘り気のあるサウンドでBOGNERのアンプをじつにゴキゲンに鳴らしてくれる そこにドラムとベースが本当にいいところにビートを置いてゆく 決して派手なことはしないのだが厚みと深みのあるこれぞ「大人のロック」だなあ~と感じさせてくれる彼等の演奏はいつ聴いても気持ちがいいのだ
023024026028031

そして3番目に登場するのは今日がペンギンハウスへは2度目のdrizzling

通常はg/vo , b , ds の3人編成だが、今回はベースがお休みで海外旅行中ということで ag/vo , ag/cho の2人編成の「unplugged」 スタイルは「カントリーロック」というかアメリカンミュージックのアコースティックな素材をうまくチョイスしてきて気持ちよく料理して聴かせてくれる

アコギ2本が作り出すサウンドは懐かしさを感じさせてくれる 2人ともGIBSONと EPIPHONEのけっこうビンテージなアコギを使ってたけど枯れていい音だった なんか本当に「本場の音」がしたなあ
033035037034036

そして最後に登場するのは最近のペンギンハウスでちょっとした話題になってるg,b,ds のインプロインストユニット マグマトロン

彼等の演奏を言葉で説明するのはけっこう難しい いや、どんなスタイルかと言われれば「ギター、ベース、ドラムを基本形にしてそこに夫々がフルート、サックス、バスクラリネット、プラスチッククラリネットなどを持ち替えながらフリー演奏をする」・・・となるのだが、その面白さについてはうまく説明できない

そもそも「フリーミュージック」が「面白い」のか・・・ということになるが、本当に面白いのだ

そのとてつもなく激烈で破壊的な演奏の迫力はものすごいが、それぞれが楽器を持ち替え弾きはじめると客席からは歓声と笑いが湧き上がるのだ

それはそうだなあ・・・あえて例えれば昔のプロレスで「スタン・ハンセン」が「ウエスタンラリアット」を出す・・・「それに対抗して「ハルク・ホーガン」が「アックス・ボンバー」を出してくる・・・そんな展開に似ている・・・と言っても今の人にはわからないよね(笑)

いやあ、今日の試合・・・いや演奏だった・・・も凄かったなあ! もう場外乱闘がどれだけ多発したことか・・・ペンギンハウスも負けてはいないのだ
038039041042044045043046

高円寺ライブハウス ペンギンハウス


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする