どこへ行くの       22日

今日の最初の出演者は東京セッション いつものように私服でリハをするときは60~70年代のロックやR&Bナンバーなどをやっている彼らだが、今日もビートルズナンバーやザ・バンドやなつかしのナンバーが次々飛び出す 今日はいつもより長めのリハ・・・そして私服からステージ衣装に着替える 彼らの衣装・・・ホシカワは中日ドラゴンズの、マツイはビートルズのTシャツ・・・が定番だ そしてこの衣装に着替えた彼らは「豹変」する そこからはアバンギャルドで不条理な「ロック過激・・・いや歌劇」が始まる 得体の知れない音に得体の知れない言葉・・・ホシカワが叫ぶ「俺のカオスが花開く!」 そういえば世間はお花見モードへ突入しているようだ

過激なパフォーマンスで東京セッションが演奏を終えた後には打って変わったようにジェントリーで穏やかなユニットが登場した 吐息というユニットはg/vo ,ds/cho という2人組みだがこのベースがいない編成って意外に日本語の「骨相」に似合ってるのかもしれない 歌の言葉がなんかすんんなりとこちらに伝わってくるような、日本語の持つ繊細な表現がこの音だとスムースに届くような・・・そして、g/vo の彼の歌い方はなんか甘くてハイトーンのところに独特の色気があっていいね なんか昔の平安貴族みたいな・・・って言い方変?

そして、3番目に登場したのはペンギンハウス初登場のユニット ts ,b ,ds の3人編成 モテモテ!パタンナーズ!!だ 田中(ts) 三星(ds) 安威(b)というメンバーでベースの安威はあの「半バナナ」のメンバーだ このトリオ、どんな演奏をするのだろうと見守っている中演奏が始まる いきなりドライブ感のすごくいいバッキングに乗ってサックスの音が弾ける おお、これはジャズと言うより僕が好きな「ホンクテナー」に近いなあ 解りやすくパワフルで気持ちのいい音・・・この3人、音の寄せ方が実に上手い!聞いてるほうが自然と気持ちよくなる音をよ~く判ってる そして、半バナナでは普段あまり見せない安威のジャジーなベースもたっぷり堪能できたなあ また聴きたいね

モテモテパターンナーズがいい感じでファンキーな空気を作ったので次に登場する彼らは楽だったかな テナーサックスのいなたい感じをさらに増幅するような「臭い」ファンクサウンドが始まる 怪しげな帽子を被った男がニヤニヤ笑いながらでろ~ん・・・とギターを鳴らす それで、ペンギンハウスは高円寺のライブハウスはメンフィスのどこかいかがわしい裏路地へと繋がってゆく 男は歌う 「大好きなんだぜ~ペ~イズリ~!」 怪しい怪しい 隣には妙な髪形の男がベース弾いてるし・・・うん、ドラムの男・・・話が通じそうなのは彼ぐらいかも知れない 彼らは僕らをどこへ連れていこうとしてるんだろう 怪しい帽子の男はまたにやっと笑うと「新曲をやりまあす」と言う イントロが流れる・・・ん?この曲は・・・もしかしてあの・・・そうだ「夢芝居」だ なんという曲を そう思ってたらまたまた「新曲をやります」・・・と、今度はなんと「天才バカボン」のテーマだよ! このバンド、一体どこまでやるのか 本当に何するかわからないファンキーな連中だよ
おっと、まだ名前を言ってなかったねえ そのバンドとは プランチャーチョップスティックだ!

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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