月と猫         3日

今日のペンギンハウス ここに2人の高知県からやってきたシンガーが登場した 数多い東京の高円寺のライブハウスからどうやってペンギンハウスに辿りついたのだろう・・・そんな興味もあって僕は彼らの演奏を注意深く観察させてもらった
最初の演奏者はonomatopeという男性の弾き語りシンガーだ アコギを弾きながら歌う彼の声はちょっと囁くようで、聴いてるうちに一昨日ラジオから流れていた「マイケル・フランクス」にちょっと似ていた そして歌う曲の歌詞には海のことや雪のことや・・・やはり自然について歌われたものが多かったかな 高知は四万十川とか桂浜とか風光明媚なところが多いと聞く そういう自然が彼に与えるテーマが多いのかな 最後の2曲は女性のバイオリン弾きが加わっていい雰囲気!

そのバイオリンを弾いてた女性が次に登場する足袋猫だ そのバイオリンの音色のようにクリアーでよく通る声で歌う彼女の声は決して鋭く突き刺さるのではなく「すう~っ」と染み込んで来る気持ちよさがある 時々ギターのチューニングを変則に変えたりして演奏するところは「ジョニ・ミッチエル」に似てたり「シェリル・クロウ」にもちょっと似てるかなあ 彼女の歌にも海や月が出てきたかなあ・・・やはり同じような風景を感じさせたなあ 二人ともまたぜひ来てほしいね よろしく!

そして、3番目の出演者からはペンギンハウスではお馴染みの顔ぶれになる それに伴って客席にはやはりお馴染みのミュージシャンたちの顔が・・・仲田修子、泥窪、別糸とも子そしてなぜか松葉杖を突いた(なんと足の指を骨折したそうだ)シラコ、そして明日から東北に旅立つたこボーの顔も ステージにアコギを抱えて立つのは なだのきよしき だ いつもは半PEKOでのステージが多い彼のライブだが、ギター1本だけで歌う彼の歌はいいなあ アコギもしっかり弾いてるし・・・この感じって昔の細野晴臣や亡くなった西岡恭三なんかを思い浮かべるなあ 半PEKOのステージもいいけど独りのなだのきもいいぞお

そして、最後はこの人たち おっとそうか 今日は6月の第一月曜日だったんだな 月曜のブルースマンSHABA-DABA 今日はベースに伊藤裕を伴っての演奏 本人も言ってたが今日はここまでわりと美し目の曲が多かったが、ここからは「ドロドロ」のブルースの連発だ(笑) まあ、いわゆるペンギンらしいウェーブが流れ始める なんとなく客席をくすぐりながら煽ってゆくSHABA-DABAのいつものステージング そこにリハの時の二日酔いもすっかり抜けた(笑)伊藤のベースが絡んで・・・ところどころまるで「ホット・ツナ ライブ」を思わせるようなグルーブがあったりしてけっこうこれはハマる 「今日は猫の歌とか多かったな じゃあ俺は俺の猫の歌をうたうよ」 それは高円寺の街の路地裏に住む野良猫たちのうた それを聞きながら僕は思い浮かべていた 月が最高に美しいという高知の桂浜の砂浜で月を眺める猫の姿を・・・毛が銀色に光る・・・猫
おっと、ステージはアンコールだ SHABA-DABAがステージから声をかけると次々と上がっていくのは別糸ともこ、そして泥窪だ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
 

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