やっぱりブギ!     2日

今日最所の出演者はキュウシキというユニット vo/b ,g ,b ,keyという編成の4人組みだ ペンギンハウスには初登場 プロフィールには「歌謡曲」とあったが、さてどんな演奏を聞かせてくれるか ステージに立った彼らは全員コスプレ?高円寺のライブハウスに中国人の一団のような衣装 リードボーカルの男性はなんか香港のマフィアみたいなちょっと恐そうな外見 でも、演奏が始まるとそれはSOULやレゲエのリズムに乗せてちょっとほろ苦い大人の歌・・・なるほど、「歌謡曲」といわれればそうかもしれない スタイルに拘らず大人のペーソスをうまく歌い上げる一団・・・怪しげだけど(笑)

2番目の出演者が登場すると空気ががらっと変わる 近代詩に曲をつけて歌うシンガー大野慎矢そしてサポートにはいつものメンバー、バイオリンとチェロの菅原雄大 それまでざわついていたペンギンハウスが「し~ん」は大袈裟だが静まる 今回も山村暮鳥やラングストン・ヒューズの詩に大野が付けた曲で歌うというスタイルだったが、珍しく「Hank Williams」の「I can’t Escape from You」なんて曲をカバー、これはメロディーもオリジナルのまま バックをつける菅原もこの曲ではフィドルのような音を出していた

3番目の演奏者はペンギンハウスではもうおなじみになっているvo/g ,b ,ds ,per/choの4人組ユニット 9413だ 彼らも今回は衣装をキメて登場 それにしてもパーカッションのブルースの「レイ」はすごいね(笑)彼も今日は香港の「悪い人」みたいだ ボーカウのアツシのなんだか取り留めのないMCからステージは始まりそして演奏が進むにつれて段々とヒートアップ 後半の曲はすごく良かったね 9413は今月9日・・・6月9日=ロックの日にもまた登場するぞ!

さあ、最後はこの人 西山正規 たった一人でも並みいるバンドを蹴散らせるくらいのパワーとパッションが彼にはある ギターの音にも歌にも、いつも一番深い谷底から日の当たる原っぱまで一気に突き上げるような勢いとなんだかものすごく深い慈悲のようなものでその一部始終を見ている目と・・・彼の演奏にはそれがいつも同時にあるような感じがする 今日のニシやんも凄かった いつも自分自身は打ち身の痣だらけになりながら必死で皆を「どこか」に連れて行こうとするロンリーブギボーイはだから今日も一切手加減しない いや、正確には「できない」だ こんな不器用な男はなかなかいない その不器用さがいつも皆を引っ張ってゆく こう叫びながら 「ブ!ギイ~~ッ!」

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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