ブラックホール      4日

そうかあ・・・今日はサッカーの日本チームの決勝かあ それもスタートがペンギンライブと同じ19:30からかあ これは痛いなあ・・・それでも来てくれる人がいる 有難いことです
そんな今日のペンギンハウスライブのスタートはこの人 コーヘイフジノだ アコースティックパンクをあさのおよぐとともに「背負って立つ」爽やかな青年は今日も明るくパンクってた 髪を切って本人は「ハナワみたいだ」と言ってたが、ちょっとバディー・ホリーとかにも似てる いつものオリジナルに混ざって今日はカバーも1曲 「アナログフィッシュ」というバンドの「戦争がおきた」という曲、これいい曲だった コーヘイによく似合ってるな

2番目の出演者はhanji という ギターのインストルメンタルをこなすミュージシャンだが彼のスタイルはなんだか毎回すごく変わる 今回はギターをなぜか脇に置いて時々それに触りながらエフェクターをいじくる よく見るとそれぞれのエフェクターのフットスイッチの部分が外されてある 聞くと「スイッチ部分を直接指で押す」ためだそうだ 出てくる音はとてもアバンギャルドで実験的だが、けっこう「ロウテク」なことをやる ギターを刷毛で弾いたりアイパッドを使ったり・・・ようやく後半になってギターを抱えて演奏らしいフレーズが始まる 面白い演奏だったなあ 最近ペンギンハウスもこういう実験的演奏者が少なくなったなあ・・・などと思いながら聴いていた

3番目はシンガーだ 泥窪が登場 前回は柴田耕司(ds)とのDUOだったが今日はソロ 僕の個人的好みで言わせてもらえば僕はやっぱりソロでやる彼の演奏が好きだな そのほうが伸び伸びしてるように感じるんだよね 今日はいつもの曲に混ざって彼の割と昔のナンバーをやったが、ちょっとパンクの要素があったりしてこれいい感じだったねえ

今日最後にはこの人が登場 ひひひのひ 彼の演奏にはいつも聴く者を驚かせる「サムシング」が含まれているのだが今日も凄かったなあ 同じ曲をやっても絶対2度と同じ道を通らない それは大海原をオールだけで海図もなく漕いでゆくボートのように予測不能だ そしてその辿ったあとを見るといつもびっくりするような軌跡が描かれる しかし、あんな演奏をしながらよく歌が歌えるもんだよ・・・本当にびっくりだよ 照明を暗めにして演奏する彼の顔は暗がりに飲み込まれてほとんど見えない それは昔僕が好きでよく読んでいた鈴木翁司の漫画に出てくる「人さらい」の姿に重なる(この話は以前にも言ったっけ) 暗がりから聴く者を引きずり込む引力はまるでブラックホールみたいだなあ・・・今夜は僕も飲み込まれてみるか・・・それにはちょっと アルコールが必要かな

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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