梅雨逃げた?     6日

今日は起きて外に出たらいきなりものすごい暑さ なんともう「梅雨明け」してしまったそうだ いつもより2週間ぐらい早いらしいんだがまだ七夕前だぜえ 「入り」も早かったけど・・・どうなってるんだろうねえ

でも・・・もしかすると梅雨前線が逃げ出したのかも知れない 今日のペンギンハウスライブを「予感」して

今日のライブはペンギンハウスにいつも出ているユニット「9000sonics」が企画したイベントライブだった 出演者は3組だったが、どの組もまあ「濃い」やら「凄い」やら・・・迫力あり過ぎ!だ

最初の出演者はg/vo ,g/cho ,b/cho ,ds/choの4人編成 Marble Sheep ペンギンハウスにはもう何度も出ているようだが僕は初顔合わせ 主催者が「サイケデリック不良番長」と名付けたが、本当に不良振りにも「年季」が入ってるような演奏だった シャキシャキと切り口で聴かせるのではなく「どっこ~ん」と塊のような音が大きなハンマーの先に乗ってぶんぶん振り回るような 迫力がハンパじゃないサウンドだ これで雲の上の雷さんは引越し支度を始めたようだ

次に登場したのはこの企画者 9000sonics 以前僕が彼等を「音がでかい」とここで書いたのを気にしていたみたいだけど、最近はそれを上回るようなバンドがどんどん出てきたのでとりあえず「チャンピオン」ではない(笑) でも矢張りかなりの爆音・・・と言うよりボーカルとコーラスの迫力はやはり凄い 何が一番パワーがあるってやっぱり人間の声って凄いよね

3人が一斉に「吼える」とミキサーのレベルメーターが簡単にレッドゾーンまでいく 彼らのサウンドってけっこうブルースっぽくて僕は好きなんだけど何しろ「男臭さ」がハンパじゃない これで引越し準備をしていた雷さんは荷物も持たずに逃げ出したようだ

そして今日最後 というより「目玉」と言える出演者 三上寛 の登場だ 寛さんとお会いするのはずいぶん久しぶりだ もう40年近く前になるけど、確か神田共立講堂か杉野ホールかで僕はたしかシバのバックで行ったのか見に行ったのか忘れたけど楽屋で寛さんとお話したことを思い出した あの当時はドラムの古沢良次郎(故人)と一緒に演奏していて、当時はGuildのアコギが指から飛び散った血しぶきで染まって模様になっていたっけ 「弾いてるといつも指が切れちゃうんだよね」そんな話を聞いた覚えがある

そして、あれから今でもずうっと歌い続けている彼だが(僕より年上だよ)そのステージングはあの当時それを観ていた人間が見てもまだまだ迫力は健在でそしてまるで太鼓のように響くGretschのセミアコは彼の現在の「武器」として有り余るくらいの殺傷能力を持っていた あの独特の演歌のような怨歌のような歌はますます深い闇に聴くものを引きずり込む それにしてもお元気だ 一人で1時間以上のステージ・・・緊張感はそのままで・・・僕も見習わなくっちゃ それにしても「夢は夜ひらく」とか「モズが枯れ木で」とか懐かしい曲もあったし「マイケル・ジャクソンが死んだ日は/丸亀の街にカメが出る・・・」なんて歌詞・・・あいかわらずシュールでパンクでファンキーな詩人だ

そうそう・・・梅雨の雷さん・・・どうやら裸足で・・・逃げてったようだ 雷落とすヒマもなく(笑)

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