柔らかな音・柔らかな心   2日

台風は列島をかすめてあっという間に通り過ぎていった 青空がのぞきはじめたが、高円寺の街はそろそろ夕暮れが迫る

夕方の5時 今日のリハが始まる 出演者がそろそろ集まりはじめる 高円寺のライブハウスはきっと今頃どこでも同じような空気なんだろうなあ

さて、今日最初の出演者はギター弾き語りの 多田聡 だ ペンギンハウスには久しぶりの登場 今日はおニューのキャップを被っての登場 本人の話では「帽子なんか買ったの10何年ぶり」なんだそうだ

Martinのギターを鳴らしながら骨太の「男の歌」を次々と歌う この人もきっと”この道”一本でやってきたんだろうなあ 相変わらずいい声だ

2番目の演奏者は本人もMCで話していたがペンギンハウスに出演しはじめて半年になる弾き語りシンガー 大竹直人 だ ほぼ毎月一度のペースでここに出演している彼だがその間の成長進化がすごいなあ・・・やっぱり若いっていいなあ・・・そう思う 彼の独特のハスキーでいながら艶があってよく伸びる声を聴いてると・・・いいなあ・・・と思ってしまう

と、いうのも明日僕はこのペンギンハウスで仲田修子ライブのオープニングアクトで久しぶりに歌うので今日も皆が来る前に個人練習していて「あ~声が出ねえ~~~」と悩んでいたのでなお更だ

伸び盛りの若い人を見てるのは楽しいね 久しぶりにやった「生きろ」という曲・・・よかった

そして3番目はわざわざ静岡から歌いに来てきれた弾き語りシンガー 中嶋ブブン だ

事前に送ってもらったYOUTUBEの映像で「大体こんな感じ」というアウトラインは掴んでいたつもりだったが・・・いざナマで演奏を観たら”はるかにいい” なんかその伝える力というかちょっとパンキッシュなところも含みつつ、なんか切ないような歌世界はとても好感が持てる

故あれの演奏を見ていてつくづく「YOU TUBE」なんかの情報だけで判断するのは危険だなあ・・・そう思った だから皆さん、やっぱりライブはライブ ナマでなければお伝えできないところが一杯あるのですよ! いい演奏だった またぜひやって欲しいね

そして最後に登場したのは なだのきよしき ・・・ソロなんだろうと思ってたら今回はユニットだった

その名も「ナダシブハナコ」という不思議なネーミング 要はなだのき(vo/ag)とシブタ(ag)ハナコ(per/cho)の名前の頭をつなげただけ ハナコは「半PEKO」のメンバーだがギターのシブタはペンギンハウスには初登場

このギタリストが実にいい音を出していた タカミネのスチール弦ギターなんだけどまるで”ガット”のような柔らかくて優しい音 そしてギターフレーズも決して派手ではないけど”つぼ”を押さえたいい音 なんか「アール・クルー」みたいな音出してたな・・・

その音と なだのき のガットの音のマッチングがとてもいい そこにハナコのジャンベとコーラスが加わるんだけど、いつもの「PEKO」と一味違う世界を創っていた こういう演奏で最後を締めるのは気持ちがいいなあ

さて、明日は自分の番だ 気持ちのいい演奏・・・できるかなあ 皆さん よろしくねえ!

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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